又左衛門也。





皆の衆、息災であるか。






昨晩の我等の電波戦。
我が矢文も呼ばれ、嬉しい限り。


ちぃとばかし、皆の気持ちも解った気が致した。



これからは一通でも多く読める様に致そうぞ。







して、本日は陣笠隊 なつを従えての登城であった。


昼の出陣の際には、なつに刀を教えてみたが、、、





鍛練とは申せ、やはりおなごに刀を持たせるのは如何なものか。
それにおなごに刀は似合わぬ。

それと同時に、平和なる日の本の有り難さも感じた次第。




昔我が嫁であるまつに言われた事がある。

「おなごが弓を引かずとも良い時代を御作り下さいませ」




儂は作れたであろうか。

秀吉に力を貸し、共に歩み果たした天下統一。



儂は愛すべき妻が求める世を作れたのであろうか。

、、、そんな事も考えた。






なれど、なつよ!
そちの前向きたる姿勢は評価致す。

大儀ぞ。




だが、そちが刀を振るうは鍛練のみと致したい処である。











では、
此れにて御無礼。

前田 又左衛門 利家