又左衛門也。




皆の衆、息災であるか。






本日は朝から撮影戦があり、出陣していたのはこの顔触れ。







顔触れと申して、一人しか顔見せておらぬが、、、。




なれど、こちらの様子は六月発売のまっぷるにて解るとの由。

しかと確認致せよ。






そして、本日の名古屋城は陽気も春盛り!!

客人も多く、心落ち着くものであった。


新たなる扇を手に。










どこを歩いても桜吹雪が舞い散る美しい景観。





「いつか散る」


だからこそ美しい。桜とは。







だが、自らの手にて花を散らせて思うた。

正しく人の命と同じであると。






我が手によって散る命
風によって散る命
天寿全うし散る命


散り際は違えども、散る事に変わりはない。

左様。
何れは散るのだ。



そして、また咲く。


今年の桜と昨年の桜は違う。
無論、今年の桜と来年の桜は違う。


人とて同じ。そうして人の世も紡がれてきたのだ。










皆の者。
桜ある今、後悔無き様に愛でよ。

皆の者。
命ある今、後悔無き様に人を愛せ。







、、、だが、写真にして愛でぬ方が良いな。








来年には違う花が咲くのだから。
今ある花は今愛でよ。









では、
此れにて御無礼。

前田 又左衛門 利家