五年目を行く武将隊。
 こうしておると長く戦い続けておる様でもある。



 されど石山合戦と呼ばれる戦は十年も続いて、今の我等の戦より更に長い。

 戦国の世の本日、石山本願寺の顕如が信長様に戦いを挑んだ日である由。





 当時、寺社というものは絶大な勢力を誇るものも珍しくは無かったが、新たな日ノ本の構造改革を目指す信長様とは対立は避けられぬ所であった。

 日ノ本に武家と朝廷と寺社勢力。
 三権力の分立状態を統一し、日ノ本をより良き方へ導く事を目指された信長様の双方痛みを伴った改革で御座る。



 結局この十年戦争は顕如が石山本願寺を退去する事になるが、本願寺の浄土真宗が応仁の乱以降の乱世の中で先行きに不安を抱く民の篤い信仰を得て勢力を拡大してきたのは皮肉な事とも思うのだ。





 人皆迷いの中で信長様の御意志が最後には貫かれた、という事やも知れぬ。







 我が本日の撮影戦も迷い無く戦って参るぞ!


加藤清正