8月より開催されている芸術祭
愛知トリエンナーレを見学に来たという
二人の美大生の男女

茶亭にて出会った二人は
信長様を見て喜びの声をあげます


出会えて嬉しい
写真を撮ってくれ
なんか凄い

特に
感嘆の声を上げたのは
青年の方でございました


穏やか口調に
優しいそうな笑顔

そして
芸術に触れていると一目で分かる
個性的な服装

慶次様より目立つであろう
緑色の髪型

なにより
驚くべきは
大きな白い虎の顔がついた鞄

肩からかける形のそれは
まるで白い虎を打ち取ったかのようであり

現世の傾奇者此処に在り

戦国の世を生きた者であれば
誰もが思う傾いた容姿をしておりました


傾いてるのぅと申すと


やばいと返す訳です


とにかく
我らはその言動が嬉しく

同時に

信長様との一枚に感激するその様に
さすがは信長様と拙者立三は誇らしく思ったのでした


瓦版を渡し
瓦版を開くと


また驚嘆の声を上げ
目の前の
信長様と見比べます


すると青年は


全体の写真の中で
真ん中に写る信長様を見つめ


『おー!!メインっぽい』と申し

さらに嬉しそうな声をあげるのでした


秋晴れの名古屋城
連休の賑やかさもおさまり
のんびりと時間が過ぎました


実に平和で温かい1日でございました


立三