将軍かく語りき


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初代江戸幕府将軍にして
成婚に喜んだ
徳川次郎三郎家康である


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昨夜での
天下泰平総合大学 将軍大学
待望の声嬉しく思う


やはり


伴天連語や健康学などを
学びたいという希望がござったのう

中には狸寝入りの方法まで
教授せよと
戯言をもうす者もおったのう


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さて明日は
我が嫡男・竹千代のちの
松平信康が
信長殿の徳姫と成婚した日



稀なる大将の器があり
我が後継者の信康は

信長殿の「信」
我が名の「康」
をとった名前

そして「徳」姫の文字も
我に輿入れするはもはや
偶然とも思えなんだ

そして何よりも

両家の期待を背負ったこの二人が
悲運の別れを遂げるとは
予想だにせぬことであった


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家康