(日記帳)ぺらっと

~十一月五日~

全国津々浦々から人が集まる名古屋城


登城客と戯れるときゃどこからやってきたのか聞いとるわけなんじゃが


ここ最近(先週から)とある地域の民と遭遇する機会が増えてきとる(ような気がする)





何処の民か…






それは房総半島





下総・上総・安房国よりなる現世でいう千葉だがね。








古くから誰がこの地域を治めるかで長年揉めとった房総




わしが関東に置いた徳川殿に命じてここらを治めさせ、長年続いた戦乱は終息したわけじゃが




その後に江戸時代に入ると、重要な土地として重宝されとったと聞く





徳川殿がここらで鷹狩をしとったっちゅう話もな




なんと、わざわざ鷹狩しに行く為の道まで作らせたとかなんとか









鷹狩好き過ぎだがね










ほんな話は置いといて



千葉についてちと調べてみると、とんでもにゃあことをした御仁の生誕地であることがわかった




それは





伊能忠敬殿




現世の民はみな知っとるんじゃろか


日の本で初めて測量にもとづく正確な日本地図をつくった者だがね




十七年にわたって全国各地の海岸線を歩いて測量したというではにゃあか




その距離、約三万五千きろめえとる






ひぇええええええ







さらに驚くべきことに、五十五歳を超えてから測量を始めたというではにゃあか!




これはえらいこっちゃ、見習わにゃかんわ


歳を理由にするのはいかんな





わしも伊能殿に負けず、日々鍛錬を重ね、健脚を手に入れる否、足に入れようとおもう次第






いつかわしら名古屋おもてなし武将隊で全国を巡れたらええなあ





無論、海岸線ではにゃあてね