将軍かく語りき




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初代江戸幕府将軍にして

歴戦の覇者

徳川家康である




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勝敗は兵家の常




それは勝つことや負けることは

繰り返し行われる

戦国武将としての常識であること



その中で実は抜群の勝率を誇ったのが

我が松平軍勢であり後の徳川軍勢



三方が原の戦いでの挿話が

あまりに有名であるため

「負け」の印象が強いのであろうが

真実は

ほとんど負け無しの

その時代では稀の軍勢である



儂は合戦を含むあらゆる戦いに

あるこの「負け」を重要視した



故に「三方が原」での敗戦は恥じて居らぬ



もの凄く悔しかったがのう



そして

儂が学んだは


「負け嫌い」と「負け“ず”嫌い」




「負け嫌い」は負けることを恐れ

戦にそのものに恐れをなしておる状態



その点「負け“ず”嫌い」は

負ける事が悔しくてそれを再び起こさせない為に

努力を惜しまぬ

戦に置いては勝つことを目標とする

前向きな姿勢



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「負け嫌い」になるべからず






「負け“ず”嫌い」で参ろうぞ





家康