サルだぎゃ



本日、清正との会話で、トウジ違いが起こった



わしは冬至の話をしようかと思ったのじゃが、清正は湯治の話じゃと思っとったらしい



これが六武将やと、さらに複雑になるのぅ



ちと、想像してみよみゃあ




わし「信長さま、冬至はいかがして過ごされましたかや?」

信長様「当時?なんの話じゃ」

徳川殿「ほれ、あれでござろう、信長殿のお好きでござった、陶磁器のこと」

信長様「当時期?きはいらんじゃろう、次郎」

わし「え、信長さま、冬至好きなんか。初耳じゃ」

信長様「あの頃かのぅ。当時はわし、絶好調だったでな」

徳川殿「はっはっはっはっは」

清正「わしも湯治のおかげでピンピンですわ」

わし「え、冬至のおかげ?いったい何したんじゃ」

慶次「何を話しとるんですかな?」

清正「はっ、湯治のことを」

慶次「なんじゃあ、まだ気が早いのぅ」

信長様「期が早い?慶次め、いっぱしに言いおって」

わし「いや、もう過ぎたて」

慶次「え?答辞でしょう?それなら、春先ではないですか」

わし「アホか、なんでじゃ」

信長様「サルっ!アホはお前じゃ!当時は春じゃったやろうが、このボケがっ」

わし「え?うそん」

又左「当事者が言うんじゃ、間違いなかろう」

わし「又左、いつからそこに…」

又左「はじめからおったよ」

わし「冬至者…」

又左「そうじゃろ、本人がそういうんだで」

わし「第一人者なんか?そこまでして冬至のことを。信長さま、申し訳ございません。わしとした事が」

信長様「当時はなぁ、花見をしながら、宴の余興に相撲をしたもんじゃ」

わし「さっむ!」

信長様「そうじゃなぁ、まだ寒かった」

わし「今も寒いですぞ」

徳川殿「信長殿くらいになれば、どえらい陶磁器を使っておったのでしょうな」

信長様「なんでわしが当時、気を遣わなあかんのじゃ」

徳川殿「それは、大将でござりますもんで」

信長様「ほほぅ、はなたれ小僧がようほざく」

わし「冬至にすら神経質なんか」

又左「そりゃあ、当事者だもんで」

清正「今から行きますか、湯治」

信長様「行けるか!」

わし「昨日じゃ!」

信長さま「なんじゃ、当時っちゅうのは昨日の話か」

慶次「なんの答辞ですかのぅ」

わし「なんのって、」

清正「慶次殿、愚問ですな」

徳川殿「はっはっはっはっは」

わし「なにがおかしいんじゃ」

清正「寒さにはゆず湯が効くんですぞ」

わし「そうじゃな、冬至はゆず風呂と決まっとる」

信長様「風呂なんぞ、入らんかったわ」

わし「え、じゃあ、カボチャは召されましたかや?」

信長様「なんでじゃ。当時はまだなかったじゃろ」

わし「え?」

又左「間違いなかろう、当事者が言うんだで」

わし「…しゃって何」



とまぁ、こうなってまう



…又左はいらなかった気がするのぅ



太閤のワ「住めば都か、住まば都か」