サルだぎゃ



四国遠征を終え、帰路についとる



思えば、戦国時代の高知遠征は、我が弟、小一郎秀長に任せたでな。わし直々に参ることからも、わしらの本気を感じることじゃろう



それに、四国はわしに関わりの深い、信頼しとった武将に治めさせた



阿波に蜂須賀家政(小六の息子)、讃岐に仙石秀久、伊予に小早川隆景、土佐には長曽我部元親をそのまま封じたんだで



その後、徳川殿の時代になり、土佐は山内一豊が、伊予は加藤嘉明が、讃岐は生駒親正がと、これまたわしに親しいもんらが治めに参った



こうみると、四国と尾張は深い縁を感じやあす



否、日本全国にゆかりがあるが、天下人たる所以じゃろうか



皆とどこかでつながっておるんじゃ



此度は、一つも城攻めができんかったもんで、次に参るときは、わしの力を見せつけたるがねっ!!!



太閤のワ「聞いて極楽見ても極楽、触れて極楽、心の温とさ」