又左じゃ。





雪というか……



吹雪というか……







皆は大丈夫か?

このような天候の中名古屋城へきてくださり


頭の下がる思いじゃ。





ありがとう!






ただ体調が心配になるばかりじゃが

しっかり熱い湯に浸かり


休まれよ。











本日わしは堀からの眺めにしばし足を止めた




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この雪景色、当時の加賀に想いを馳せ

まつや長頼らと過ごしたあの時間を思い出した。







やはり雪は好きじゃ






さぁ「又左に聞け」




Q まつ様とは何歳離れているんですか?



A 10歳離れておる。

わしが22であった頃に

12のまつと結婚した。



当時は政略結婚などが多かったが、わしとまつは違った。



まつは前田家に養女としてきており、言わば血のつながっておらぬ兄妹。



しかし、わしはまつを気にかけ「美しき女子よ」と感じておったし


結婚はまつからの申し込みであった。




両想いと申すものかな?






そんなわしらの仲良しさを物語る話しが残っておる。

ねね殿・まつ・わしの三人で話しておる時

ねね殿が
「女子とは旦那が憎いものでございます。まつ様とて利家様が憎いやも?」


と言われたわしは


「それはない」

と即答し



ねね殿は

「まぁ憎らしい」と笑い、

まつも笑っていた。





今思い出しても微笑んでしまうわぃ









って気持ち悪いか?




さぁーーーーて
明日の又左はぁーー?


名古屋城

まだ雪かな?



くれぐれも皆無理はせぬよう。






では、
本日はこれにて御免。

前田 又左衛門 利家