家康


本日は城にて
多くの新成人にお会いしたぞ!


古来我が国では、年令を数え年で数えてきたのう。

数え年とは、誕生日に関係なく、
生まれた年を1歳、翌年を2歳として数えるんじゃ。


1月1日元旦をもって年が改まり、
年令も日本人全てが一緒に年をとると考えるものじゃ。


ほれ、七五三や厄年祓い・年祝いも、数え年で行うじゃろう。


成人式もまたしかり。


今では男女共に満20歳になったら、神社に参り、
神様に自分の成長を感謝し、
無事大人の仲間入りができたことを奉告するらしい。


儂等の生きた戦国の世では
数え15歳の少年は、元服祝を行った。


うむ、今の成人式じゃ。


武家の子息は元服を迎えると、
神社で武運長久を祈ったもんじゃ。



元服とは、
一人前の男として重要な責任と義務を負い、
社会の仲間入りを果たす年令を意味した。


強い身体と精神力を持った「益荒男(ますらお)」として、
雄々しく男らしく成長するよう願い、御祓いもした。


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ここで儂から新成人の皆に一言。


成人とは、ただ年令が20歳に達したからというものではなく、
自分の行動全てに責任を持たなければならない立場になったことを
自覚する節目。


武家でない者も多いのじゃろうが
育てていただいた両親や地域社会の人々に感謝し、
社会の一員として神前に誓いをたてよ。


目出度い!


家康