やむにやまれぬ大和魂《吉田松陰》 | TETSUROの武士道ブログ

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新倉流武士道は先人から学ぶ知恵や言葉を今に活かします。偉人たちが残した言葉や思い、行動など、日本の文化を後世に伝えていきます。

かくすれば かくなるものと知りながら

やむにやまれぬ 大和魂

 

皆さんご存知の方が多いですね。

 

 

これは松陰が密航しようと黒船に乗り込み

幕府に身柄を拘束されてしまい、

護送される途中、泉岳寺を通るときに詠んだ詩とされています。

 

 

やむにやまれぬ

 

 

これ以上は・・・耐え難い。

仕方なく、思いがいっぱいではち切れそう。

 

 

そんな言葉が「やむにやまれぬ」です。

 

 

幼少期から「論語」「孟子」を読んで育った松陰。

 

 

11歳で古典や人間学を講義するほどの人物だった。

 

 

松陰は15歳くらいから人生とは、というような本を書いている。

同じような年齢では、橋本佐内が「啓発録」という

今のおとなが読んでびっくりするほど立派な本を書いている。

 

 

そんな松陰は兵法もよく学びました。

佐久間象山に影響を受け、

蘭学を学びます。

 

 

260年間、鎖国していた日本の国力と

西欧の国力の圧倒的な違いを知ります。

 

 

黒船という脅威が日本に襲来。

 

 

松陰は思う。

 

 

海外に渡り、実情を研究しなければ

日本は勝てない。

むしろ、潰されてしまう・・・。

 

 

平和ボケしている今の武士たちは

この現状に気が付かないだろう。

 

 

日本のために、

誰かが動かなければいけない。

 

 

それは、

今の私なのかも知れない。

 

 

密航して捕まれば命はない。

 

 

いや、むしろアメリカが私を拒否して

幕府に身柄を渡すかもしれない。

 

 

そうなることは、重々承知の上だ・・・。

 

 

でも、誰かがやらねば。

 

 

祖国、日本のために・・・

 

 

これが吉田松陰という人物。

 

 

松陰について、たくさんエピソードがありますが、

今回はざっくりとした内容で失礼します。

 

 

そんな松陰が残した言葉。

 

 

「学問とは、人がいかに生きていくかべきかを学ぶものだ」

 

 

「志を立てて、以て万事の源となす」

 

 

生きるとはなんだろうか?

命とはなんだろうか?

 

 

そんな問いを見つける為に学問がある。

 

 

その問いの一つに「志」があるのだろう。

 

 

あなたの学問はなんですか?

松陰は論語や孟子など古典から人間学を学びました。

 

 

あなたの志はなんですか?

松陰は日本という国のために命を使いました。

 

 

最後に、吉田松陰が大切にしたものを読んだ詩。

 

 

「親思ふ 心にまさる 親心 けふの音づれ 何ときくらん」

 

 

吉田松陰、辞世の句です。

子が親を思う心よりも、子を思いやる親の気持ちのほうがはるかに深いということ。

 

 

松陰を支えた母の滝の存在は偉大だった。

 

 

松陰はそんな親を尊敬していました。

 

 

この時代は「孝悌」という漢字で

縦の関係と、横の関係を表しました。

 

 

こういった人間関係のもとを

すごく大切にしていた松陰です。

 

 

ですから、松下村塾で教えた期間はわずか1年ちょっと。

 

 

でも、そこから時代を動かす志士たちがあらわれる。

 

 

そこには、人としていかに生きるべきか!

こういったことを次世代に思いを伝えていた。

 

 

僕らは今の時代に何を思うのだろう?

 

 

日本という国を大切にしている日本人は

どのくらいいるだろうか?

 

 

なんで明治維新後、こんなにも

日本は西欧と戦ってきたのだろうか?

 

 

約70年のあいだに戦いまくってきたんです。

 

 

なんででしょうか?

誰のために?

何の為に?

 

 

平和に暮らしていた日本人が

そんなにも戦争をしなければいけなったのか?

 

 

その理由を

今の教育は教えないのです。

 

 

近代日本史をしっかり教えない

今の日本の教育は悲しいです。

今の日本教育はアメリカが作っていますから。

 

 

吉田松陰が今をみて、

平和ボケした日本をみて、

諸君、何をしているのだ!!

 

 

志を立てて生きよ!

 

 

こんな風にいうでしょうね。

 

 

また吉田松陰について

書きたいと思います。

 

 

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