【2017.3.28】ザ・カンムリワシファイト53 & DANGAN177【見どころ】 | 武士道ボクシングⅤ

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ノーブルアート(高貴な芸術)と称されるボクシングの写真を撮影しています。

2017.3.28 後楽園ホール

ザ・カンムリワシファイト53 & DANGAN177の見どころ

 

 本日のメインイベントは,元WBA世界フライ級暫定王者,江藤光喜[29=白井・具志堅]が登場。江藤は’13年8月,世界戦での日本人の判定勝利は不可能とされている敵地タイにて,暫定王者コンパヤック・ポープラムック[タイ]を相手に僅差判定で歴史的な大勝利を収め,’15年11月にはカルロス・クアドラス[帝拳]の持つWBC世界Sフライ級タイトルに果敢に挑戦。しかし,終始いなされ続け大差判定負けを喫した。

 

 再起後は2連勝ながら被弾も多く,ダウンを奪われ奪い返すといった観る者からすれば冷や汗ものの試合が続いているが,これこそが江藤の真骨頂とも言える。どんな劣勢に立たされても諦めないハート。2度倒され,立つことさえも困難な状況に陥りながらもKO勝利した奇跡のアーデン・ディアレ[比国]戦はその最たるもの。今回「とにかく倒して勝つ自分を観てほしい。」と意気込む江藤。現在WBC世界Sフライ級7位に位置しており,再び世界の扉をこじ開けるためにも絶対に負けられない一戦となる。


 セミにはコアなボクシングファン必見のカードがセット。キック出身,思い切りの良いボクシングが魅力の日本Sフェザー級10位,荒木貴裕[29=極東]は昨年7月,日本フェザー級9位の技巧派,緒方勇希[引退=角海老]に勝利しランクイン。続く日本フェザー級15位,大橋健典[27=角海老]戦ではパワーに圧され無念の判定負けを喫し,本日は再起戦となる

 

 対するはノーランカー石田凌太[21=宮田]。細身の身体ながらKO率は63%。前戦ではアマ43戦33勝の水谷直人[27=KG大和]に3RTKO勝利。本戦が初の8回戦,初のSフェザーウェイト,初のランカー挑戦と、連なる山々は険峻であるが,ランク入りとなれば台風の目となることは間違いない。58.0kg契約は両者にとって吉と出るか凶と出るか。


 セミセミには未だ無敗の’14全日本新人王,日本ミドル級6位の長濱陸[25=白井・具志堅]がプロ8戦目に挑む。対するは,本日がプロ20戦目,5戦連続ランカー挑戦となる美柑英男[33=渥美]。過去4回の挑戦はいずれも失敗に終わっており,今宵は背水の陣を引き決死の覚悟でリングに臨む。


 アンダーカードも充実。KO率63%を誇る川名北斗[22=白井・具志堅]VS元OPBFランカー,バーニング石井[31=関門]。

 アマ43戦34勝,’13年東日本ライト級新人王,KO率70%の高見良祐[23=鴻巣茂野]の再起戦。

 デビュー戦(B級)で富岡樹[19=REBOOT]に敗れた篠塚辰樹[18=ワタナベ]の再起戦。インターハイベスト8,元中央大主将,三代大訓[ワタナベ]のプロデビュー戦など魅力的かつ個性あふれるボクサーたちが登場する。


 リングは戦場,拳は弾丸。今宵も両の拳を弾丸の如く錬磨し,己の生き様を謳い戦う拳闘家たちの熱きドラマを心ゆくまでご堪能ください。

 

日ノ本一(ひのもとはじめ)

 

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