夢の中でさえ


笑ってくれない男を


思い続けている私は


きっと 愚かな女なのでしょう


古では


想いを寄せている方が


夢の中に現れるのだという


古式ゆかしい言い伝えがあり


儚い望みを抱いてしまう私を


人は 痛い女だと思うのでしょう


例え 別れ間際に見せた


苦虫を噛み潰したような顔だとしても


それでも私は


ようやく会えた嬉しさに


満面の笑みを浮かべていたのだろうな


自他ともに認める


めげない女ですから