月に2度 多くて3度
会いに行っていたあなたに
会うための大義名分は尽きてしまった
これ以上 治すところはないくらい
お口の中はぴかぴかで
だから 歯医者さんを卒業するのは
喜ばしいことだけれど
通い始めて一年弱
そのうちの半年間
私は あなたに癒されていました
それを恋と呼ぶのかどうかは
判らないけれど
あなたの笑顔を思い出す度
溢れ出す涙は
胸が締め付けられるように痛むのは
きっと そういう事なのでしょう
マスクを取った顔すら知らないのに
醸し出す優しい空気に
眼差しに 声に
どれだけの安心感とときめきを
もらっていたのだろうなぁ
いなくなると思うと寂しくて
突然質問するようになった私に
面くらっていただろうけど
いつも丁寧に答えてくれたね
私は いつも
理想の父親像を
好きな人に被せてしまう
最後の日
『ひょっとしたら、何処かで会えるかもしれませんね』と言ったら
『そうですね。◯◯市にいますからね』
と笑って言ったね
整いました
画数39の私は
望めば恋も仕事も思いのままらしい
おまけに
ミラクルな再会を引き寄せるらしい
旅先のイオンで
中学を卒業以来 会ってなかった初恋の人に
再会した経験を持つ私だ
占いは 都合のよい事だけ信じると
決めたから
昨日はさよならの日ではなく
始まりの日
次に街中で出会った時には
患者と医師の仮面は脱ぎ捨てる
そう決めたからね