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ご訪問ありがとうございます!らいらです。
寄る年波のせいか、体調不良のせいか、私にとって幸せとは何か、とか、つらつら考えていたのですが。
愛読書の、加賀まりこさんのエッセイ
「純情ババァになりました」に、こんな記述が、、
女には2つのタイプがある。
好きな男の漕ぐ船に乗せてもらい、男の腕の中で泳ぐ人生を幸せだと思う女と、たとえ男と同じ船に乗ってはいても、自分で櫓を持ち、船を漕いでいくのが好きな女と。
で、前者が、お友だちの作詞家、故安井かずみさん、後者が、加賀さんご本人である、と。
若かりし頃の、お二人の珍道中が綴られた後、二度目の結婚をした、安井さんの暮らしぶりについて。
彼女が選んだ暮らし。
それは、私から見ると、いつの間にかスノッブな価値観で彩られていくように思えた。
年に四〜五回は夫婦で海外に出かけ、夏と冬はカバルア(マウイ島)の別荘で過ごす。日常は、二人でテニスして、おしゃれしてマキシムで食事、、それはいいの。もともと、かずみにはそういう傾向があったから。私とは違うけれど、尊重はできる。
「男は家の中で一番カッコよくいるべきだし、女性は家で一番素敵じゃなきゃいけない」と、雑誌のインタビューで、安井さんのご主人が語った暮らしぶりに、
私にはそこまで『素敵の自転車操業』をして演じる生活は虚飾めいて見えた、、
と、疑問を呈し、
でも、かずみ、そんなスタイリッシュな生活も悪いとは言わないけれど、夫婦ともに家の中でパジャマのままボヤ一ッとテレビを見てることさえ一度もしたことないなんて、疲れない?私は、きっとそう訊きたかったのだと思う。
一緒に川口アパートに住んでいた頃は、おしゃれしてパ一ティーにも行ったけど、Tシャツ一枚で過ごしもした。彼女の台所には、キンピラごぼうもタクアンもあった。
『カッコイイ』というのが和彦さんとのテ一マだったのはわかる。でも誰かのお宅に行くとなると何にも前から食事を控え、毎日エステに通うストイックな生活。完璧なニューカップルで在りおおすために、そこまですることにかずみは満足していたのだろうか。
お友だちが変わっていくことに、淋しさを感じていたということを認めつつ、
「もっと素朴をよしとするところに還ってきなよ」
そう言いたかったのに、言えなかった。
でも、かずみは『自分が一番好きな自分』を演出して人生を紡ぎ、終止符を打ったのだから、女優以上に『女優』だったのかもしれない。
と、締められています。
きらびやかでスノッブな暮らしと、地に足の付いた素朴な暮らし。どちらを選ぶかは、人それぞれですが。
自分の過去を封印して、旦那さんの理想に沿った生き方に染まる、それは、
お嫁入りそのものではないか、と、ふと、思いました🤔
わかっているんです。
仮に、あの人と結婚したとしたら、
私のこれまでの暮らしを捨てて、婚家のしきたりに染まる、自己犠牲&いい子街道まっしぐら、だということは。
我慢が積み重なって、爆発するのは目に見えているのに、それでも、一緒にいたい、というのは、私のエゴなのかな😭
透析とインスリンが、手放せないとはいえ、自由に動き回ることは出来ているし、わんこの寝息を聞きながら、読書したり、録画していたフィギュアスケートの試合を見たり、眠れぬ夜に、一人、クラシックのCDを聞きながら、大人の塗り絵をしたりするのは、幸せの部類に入るのですが。
あの人に会いたい。
という気持ちが消えることはなく🥹
知らなかったよ。
自分が、こんなに、恋愛至上主義だったとは。
更年期に片足突っ込んだ体が、妊娠する最期のチャ〜ンス!とばかりに、そそのかしているのかしら🫠
あぁ。
安珍清姫になりそうだ、、
お付き合いいただきありがとうございました🕊
明日は雪模様ですね。足もとにご注意ください。
らいら