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マラソンランナー&健康運動指導士の山崎竹丸がランニングをもっと楽しむ情報を発信していきます
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・レース前~ウォーミングアップ
なんとか熱は収まる。身体のダルさはまだかなり残っているけど、もうやるしかない。
汗をかいて少しでも身体の毒素を外に出すため、やる予定の無かった朝のジョギングも行ってみる。
その後は前日あまり食べれなかったので、無理無い程度に小分けにパン等を食べる。
しかし食べ物が入るとまた全身の不快感が復活してしまう。
外は思った以上に雨が降っていたものの、寒くは無いので条件的には悪く無さそう。
レース1時間前くらいにアップをスタート。やはりしんどい。身体の動きは悪くないけど、胸のあたりがドクドクなるのが収まらない。
"ここまで来たら、気にせずやるしかない"という気持ちと実際に身体がダルくて気持ちが高まってこないのがグチャグチャになったままスタートラインに。

今まではマラソンを走る前は怖かったけど、もうただ"身体がしんどい"というのが先で、緊張も気分の高揚も何処かへ行ってしまった感じ。

・スタート-5km
少し呼吸が苦しい気もするが、"とにかくこのまま行こう"。
トラックを抜け、予定通り大きな集団で無理なく走っていると、少し驚きが。
アメリカのハンソン-ブルックスチームの一般参加選手二人がなぜかこの集団で走っている。相当余裕がありそうで、「HAHAHA」と談笑しながら走っている。手堅く20分切りを狙いに来たんだろうか?と思いきや、しばらくして一気にペースアップ。集団がバラバラになり、体調に自信が無いのもあり、大きくペースアップしたグループとは少し距離をとる。しかし5kmの通過は16分31秒。決して悪い入りでは無いけど、今までのマラソンではだいたい16分20秒あたりで入っていたので少し焦る。

・5-10km
この集団には松江ハーフでコテンパンにやられた強豪ベテランランナーF選手がいたので安心感もあった。F選手をマークしながら、というか案内してもらうように走る。
この集団は良い感じのペースで進み、前の集団との差が徐々に詰まってくる。
そしてFさんが集団を抜け出して前を追い始める。僕も身体が軽くなってきたのは付き合う事にした。10km手前で前の集団に追いつく。"計算どおりだ、ちょっと無駄な力を使ったけど、後はいつもどおり30kmまで余計な事は考えず行くだけだ"
この5kmは16分23秒。

・10-15km
ところが10kmでまたもアメリカの二人が一気にペースアップ!多少無理して追いついた所に強烈なボディーブロー。集団はまたしてもバラバラになり、僕は前とはだいぶ距離をとったにも関わらずその1kmの通過は3分12秒。"こんなのを繰り返してたら絶対最後までもたない!"
その後結局後ろの集団に逆戻り、もう前を追うのはやめてこの集団で30kmまで行くと決意する。
この5kmは16分41秒。

・15-20km
集団は12人くらい。給水は問題無く行き(胃の調子が心配なのであまり飲めなかったが)、
コース最大のアップダウン別府大橋も無事クリア、このあたりは安定した感じで進む。
この5kmは16分41秒。少しペースが落ちてきたけど無理したくないのもあって、あまり気にせず淡々と走る。

・20-25km
中間地点通過は69分59秒。このままではsub-20はギリギリ。1km3分20秒で行ってるとつい安心してしまうけど、このペースでは2時間20分は切れない(2時間20分30秒くらい)。
このままで行っていいのか、また少し焦りが出てくる。
でも足が重くなってきたような…なんか早めにエネルギーが切れてきたような…レース中は体調不良の影響を考えないように、と思っても気分がすぐれないとどうしてもネガティブな考えが頭をよぎってしまう。
やはり他の人も遅いと感じ始めてきたようで、リズム良く走っていたサングラスの選手がペースアップ。少し不安を感じながらも集団からは離れないように頑張る。
徐々に集団が絞られてきた。マークしていたF選手も苦しそう。
僕も楽では無かったけど、これまでもマークした選手に固執して失敗した事が数回あったので、ここは拘らず前を追う。"他の人も苦しいんだ"ここらへんから徐々に吹っ切れてくる。
この5kmは16分35秒。sub-20ペースに戻る。

・25-30km
集団は僕を含めて3~4人程度に。30km行くまでに集団がバラバラになってしまいそう。
さすがに快調に引っ張ってくれていた選手も変わってほしそうな感じ。誰かに引っ張らしてばかりというのはフェアじゃないとは思いつつも、どうも自分のリズムで押していくのに苦手意識がある。
"もういいや、ペース落ちたら誰か出てくれるだろう"という気持ちで前へ。27km、28kmと意外にもkm3分20秒ペースくらいで押せてる。
出来れば並んで一緒に行きたかったけど、とうとう残りの選手も脱落。30kmを手前にして周りの選手は全員振り落とし単独走に。
"もうこのまま行くしかない!"他の選手が脱落してテンションが上がってきた事もあり、もう一人で行けるかという不安や体調不良の事はどこかへいってしまった。
この5kmは16分44秒。若干落ちたけど、それほど悪くない。

・30-35km
30km過ぎから"ゾンビ拾い"(早々に脱落した選手を拾っていく事)も徐々に始まり、ますますやる気が出てくる。30kmからの1kmも3分20秒くらい、落ちてない。

しかし香椎の折り返し(32km手前)から状況が一変する。

気分良く折り返した瞬間、強い向かい風が吹いてきた。"こういう事か…"
25km過ぎからリズム良く走れていたのは追い風のおかげだった。徐々にペースが3分20秒を上回ってくる。33kmあたりから本当に苦しくなってきた。
この5kmは17分20秒。"とにかく前回のびわ湖よりペースを落とさない" 競る相手もおらず、徐々に「前回の自分との戦い」に切り替わっていった。

・35-40km
本当に苦しい。
思ったよりエネルギーが残っていた前回のびわ湖と比べると、今回は遥かに苦しく感じた。
序盤からの胃の不快感、呼吸のしにくさも追い討ちをかける。
"終わったらなんでも好きな物食べ放題だ""完走してぶっ倒れればいいじゃないか"
とにかく頑張る、それだけ。
この5km18分19秒。前回のびわ湖より40kmの通過は明らかに速い。安心感も出てくるが、びわ湖の時のように"あとたった2kmだ"とは思えなかった。

・ラスト2.195km
ここからは手も痺れてきて、本当に前に進むのが苦しい。最後のちょっとした坂で全身が痺れてくる。
競技場に戻ってきた。本当に最後のもうひとがんばり。ちょっと22分台は厳しいか…でも自己記録更新は大丈夫そう。

ゴール、倒れる。うまく呼吸が出来ない。お腹が苦しい。でもなんとか自己記録で帰ってこれて良かった。


終わった直後は、素直にそういう気持ちでした。