半年前に、市内線の乗務員として入社してきた40代男性のNさん。何度も見極めで落とされ、結局、私たちの市内線には、配属されませんでした。いつも、ニコニコと挨拶してくれる、感じのいいNさん、会うたびに励ましたり、アドバイスしたりしていたのですが、残念です。
 
どうやら原因は、MT車の運転に問題があったようです。半年たっても、ぎくしゃくした運転が改善されなかったようです。Nさんの世代は、MT免許を持っていても、AT車しか乗ったことがない人がほとんどでしょうからね。Nさんのような人もいます。私たち年配者のように、MT車しかなかった世代とは違います。
 
今年、道交法も、大きく改正されましたよね。普通自動車免許に、始めからMT車での教習がなくなりました。普通自動車免許の教習は、卒検までAT車でやるのです。MT車の免許を取得するには、さらに追加教習を受けなければなりません。私たちのように、MT車しかなかった世代と大違いです。これも時代の移り変わりですね。「昭和は遠くになりにけり」と、つくづく感じます。
 
でもね、Nさん、辞めずによく辛抱しました。研修に6か月以上かかりましたが、退職させられずに済んだのです。AT車のみ運行する路線の、専属という形になりました。大丈夫!! 時間をかけて、MT車にも、段々と慣れていったらいいんです。いつもニコニコ、生真面目で、人柄がいいNさん、サービス業に向いています。間違いなく、どんなお客さんからも好かれる、いい運転手になります。時間はかかりましたが、よかったと思っています。
 
 
今までなかった大型AT限定免許も、近い将来、導入されるようです。バスや、トラック、まだまだMT車ばかりなのに…。