コロナ禍、私たちの会社でも、観光部門が大打撃を受けました。そして、今も、その影響で観光部門は低迷中です。かつては、観光のほうが忙しすぎて、私たち路線バスの乗務員が、応援に入っていました。四季ごとに企画されていた、好評だったバスツアーもなくなりました。淋しい限りです。

 

仕事が無くなった、バスガイドさんたち、今は他業種との兼務になってしまいました。バスガイドと運行管理であったり、バスガイドと事務であったり、バスガイドと保険の営業であったり、みなさん、二刀流です。

 

そんな中、最近、バスガイドさんの中から、路線バスの乗務員が誕生しました。バスガイドとバス乗務員の兼務です。バスガイド歴36年の大ベテラン、Jさんです。そのことが話題になり、地元マガジンに取り上げられました。Jさんは、なぜバスの運転手を始めたかの質問に、「地元企業のこの会社に貢献したい」、「地域の皆さんの役に立ちたい」と、答えていました。Jさんは、もうすぐ60歳、地元で生まれ育ち、この会社一筋の人です。立派です。その地元愛、会社愛。たいしたものですね。

 

バスガイドさんが、路線バス運転手っていいですよね。明るく、気が利いて、やさしいJさん、接客なんてお手のものです。Jさん、きっと、評判になり、人気者になります。ガンバレ!!、二刀流!! 

 

でもね、本当は、観光のほうの仕事が回復してくれて、忙しくなって、Jさんが、路線バスの乗務員をやっている暇などないというのが、一番なんですけどね…。

 

 

何年か前に行った、代々木公園のバスフェスタより。