数日前のことでした。駅のバス乗り場で、発車待ちしていると、70代の男性がバスに乗ってきました。一番前の座席に座り、何やら私に話しかけてきました。バス業界や、バス運転手に対する同情的な話でした。業界のことをよくご存じで、大変に驚きました。
 
バス運転手は責任が重く、長時間労働の割に給料が安いこと、運転手不足で運転手が高齢化していること、2024年問題で減便や路線廃止が相次ぎ広がっていること、等々。それに、「交通弱者」や、「交通崩壊」などという言葉が出てきたときは、大変ビックリしました。詳しすぎ…。(笑) さらに、「マイカー依存社会が公共交通をダメにしてきた」とか…。恐れ入りました。(笑) 
 
2024年問題で、バスや、トラック業界の実態を、マスコミが取り上げてくれています。そのおかげで、その70代男性のように、理解と同情を持った人が、増えているのかもしれませんね。現場の乗務員としては、この業界の実情を分かってもらえて、嬉しいですよね。
 
それにしても、70代の男性、とても品のよい、教養ある、話し上手なおじいさんでした。もう少し話を聞いていたかったです。(笑) バスを降りるときも、お礼と励ましの言葉をいただきました。ありがたいことです。😢