1月13日(土)、きょうは、共通テスト(旧センター試験)の初日です。朝8時、駅で待機していると、電車やバスから降りた大勢の受験生達が、バス乗り場の横を緊張した面持ちで、会場へと向かって行きました。
 
ところどころに先生方が立ち、高校名が大きく書かれたのぼり旗を持ち、受験生を激励していました。「がんばれよ!」、「しっかりやってこいよ!」、「落ち着いてな!」…。それに気がついた受験生は、手を振ったり、ピースしたり、近寄ってハイタッチしたり、グータッチしたり、そんな光景が、しばらくの間、目の前で繰り広げられました。
 
私は、運転席からM君の姿を探してしまいました。その中にM君がいるはずです。M君は、市内にある私立高校に通う、3年生の男子生徒です。M君は、高校に入学したころから、バスで塾に通っていました。おなじみさんなので、自然に話をするようになりました。塾や学校の帰り、バスを見かけると、いつも笑顔で手を振ってくれます。駅で待機中は、大喜びで話しかけてきます。そんなM君も、早いものでもう受験生です。
 
M君たちの学年も、高校生活のほとんどがコロナ渦でした。3年間、いろんな制約がありました。招待を受けていた文化祭は、中止となり、一度も行くことがありませんでした。運動会もありませんでした。残念でしたね。2年生の時の修学旅行だけは、当初、危ぶまれていましたが、何とか実施されました。うれしいことに、沖縄のお土産を買ってきてくれました。
 
M君は、しっかりした考えを持った生徒です。将来は、地方行政に携わりたいようです。具体的な目標を持っています。大したものです。大学も都市政策が学べる公立大を受験します。なんとか、現役で第一志望大学に合格してほしいです。進学校の学年4番です。きっとやってくれるでしょう。笑顔の合格報告を待ってます。M君、がんばれ!!