私の目の病気は、特殊な治療が必要なため、これまで、遠くの大学病院まで行ってました。先々月、大学病院の担当医の話で、私の自宅から近いK中央病院でも、同じ治療が始まったことを知り、先月から、病院が変わりました。視力がだんだんと落ちてくる病気なので、一生、この治療を続けなくてはなりません。ですから、近くの病院になり、ほっとしています。
 
先月、紹介状を持って、K中央病院に行った時のことです。私は、患者としてこの病院に来るのは、初めてでした。ですから、少し心配だし、不安もありました。ところが、病院の玄関を入ると、見慣れた顔があちこちにありました。初めて来たところとは、ぜんぜん思えませんでした。(笑)
 
私たちのバスに、この病院の関係者が、毎日、たくさん乗車します。そのことを忘れていました。どんな仕事をしているのかは、わかりませんでしたが、皆さんとは顔見知りです。通勤途中のバスの中では、皆さん、一様に押し黙ったままの人です。ところが、病院内では、医師として、看護師として、案内係として、事務員として、掃除のおばちゃんとして、皆さん明るく元気で、親切な人に変身していました。とても雰囲気がいい病院で安心しました。
 
バスの時間ギリギリに、バス停に向かって走ってくる、あの40歳代の女性とも会いました。私は、心の中で、ギリギリさんとかギリ子さんと、勝手に呼んでいました。細身で、たいへんな美人さんです。私に気づき、目が合うとニッコリと会釈してくれました。彼女は、看護師さんでした。主婦をしながら、外来の看護師さんをやっていたんですね。それもフルタイムで、大変なことです。
 
彼女は、毎朝7時40分のバスに乗ってきます。主婦です、朝なんか、バタバタと忙しんでしょうね。よくわかります。でもね、ギリ子さん、お願いです、家をあと1分だけ早く出てください。(笑)