今日の乗務は、午前番の市内循環線でした。

 

 午前中、アピタ通りのユニクロの前を通ると、今日も暑い中、一心不乱に、黙々と草取りをしている、カリアゲ君の姿がありました。カリアゲ君は、軽度の知的障害がある、20代の男性です。ヘアースタイルから、私が勝手につけたニックネームで、バスのお客さんです。

 

 ユニクロのお掃除が仕事です。午前中、開店前から、店の周りや、広い駐車場のごみ拾い・草取りをやっています。障害者とはいえ、教えられたとうり、きちんとこなすので、店の周りはいつもきれいです。今は、障害者雇用枠というのがあって、障害者を全従業員の2%雇用することが、義務付けられています。カリアゲ君も、その枠での採用なのでしょう。そういった形での、障害者支援はいいですよね。障害者が、誇りをもって、社会の中で自立した生活ができます。

 

 カリアゲ君、帰りは、ユニクロのすぐ前のバス停から、16:30分発のバスに乗って駅まで行きます。駅に着くと何故だか、一番先に前に来ます。そして、他のお客さん一人一人に、「僕は、遅いのでお先にどうぞ」と声を掛けます。お客さんが全員降りていくと、障害者手帳を見せ、半額の料金140円を入れて、「運転手さん、ありがとうございました」と丁寧に言ってくれます。それが言いたくて、一番最後なのです。

 

 一年中、そんなカリアゲ君の掃除している姿を目にしています。北風が吹く寒い日も。今日のような猛暑日も、わき目も振らずごみ拾い、草取り…。だから、バスを降りていくカリアゲ君に、無意識に「お疲れさま」の一言が出てしまいます。

 

 

 

 

 カリアゲ君!! 夏が終わって秋が来ると、また、あの嫌な季節だね。街路樹の大量のイチョウの葉、掃いても掃いてもきりがないくらい落ちてきて、秋なのに汗かきながら、必死に頑張ってるよね。その時期が一番大変そうに思える。