○月✕日 曇り

 

 10月1日から、消費税率が8%から10%に引き上げられるのに伴い、私の会社でも、国土交通省の認可を受けて、運賃が改定されます。初乗り運賃150円が160円になり、170円~220円区間は据え置かれ、230円以上の区間で10円~20円の値上げになります。

 

 今年になってから、運転手不足のためダイヤ改正があり、いくつかの路線で本数が減ったり、運休になったりしました。始発が遅くなったり、最終が早くなってしまった路線もあります。その上に、今回の値上げです。お客さんの立場になったら、納得いかず文句も言いたくなりますよね。

 

 2014年、消費税率が5%から8%になった時も、今回と同じように、減便の後の値上げでした。大勢のお客さんの中には、納得いかず、直接運転手に文句を言ってくる人達もいました。不満のはけ口は、いつも、一番身近な運転手です。10月が憂鬱だな。ショボーン

 

 でも、運賃が上がるからといって、会社が儲かるわけでも、私たちの給料が上がるわけでもありません。バスは公共交通です。国交省により改定率が定められています。どさくさに紛れて、運賃に上乗せなどできません。今までの運賃に、引き上げ分相当が上乗せされるだけです。消費税は間接税の一種です。みなさんに代わって、税金を国に納めるだけです。どうか、みなさんご理解を…。