○月✕日 くもり 傘

 

 私が子供の頃(50年以上前ですが)、電車やバスに優先席などありませんでした。お年寄りや、障害者に席を譲ることは、当たり前のことでした。

 

 それが、1970年代になり高齢化が進むと、電車やバス内で、高齢者に席を譲らないことが社会問題となってきました。それを受けて、1973年9月15日、当時の敬老の日に、日本で初めてシルバーシートができました。そして、1990年代になると、利用対象者が高齢者や、障害者以外にもケガ人、妊婦、乳幼児連れも加わり、優先席という名称になりました。

 

 私は、バス運転手をやっていて、最近、つくづく思っています。優先席なんて、いらないのではと・・・・。

 

 お年寄りや身障者といった社会的弱者を、区分された優先席という場所に、追いやっているような気がするのです。お年寄りや身障者は、そっちへ行けばいい、優先席でなければ譲らなくてもいいという間違った考えにもなってしまいます。現在は、超がつく高齢化社会です。路線や、時間帯によって、バスのお客さんは高齢者ばかりです。以前にも、私はこのブログで、「優先席が足りない」と書きました。優先席で、高齢者が超高齢者に席を譲ったり、障害者がもっと重い障害者に席を譲ったりする光景をよく目にしたからです。

 

 私は、今の優先席を廃止し、全座席が優先席と同様に扱われるよう、モラル向上を呼び掛けてはと思うのです。優先席と書かれてなくても、全席が優先席なのです。