○月✕日 晴れ

 

 昨日、バスのお客さんから、チョコレートをいただきました。2月14日は、バレンタインデーなんですね。

 

 朝、駅を出てK中央病院に着いた時のことです。年配の女性が私に、「はい、バレンタイン」と言って、チョコレートを差し出したのです。以前にも、缶コーヒーをいただいたことのある、あの小柄な80歳代のおばあさんでした。私がお礼を言うと、「運転手さんだと安心して、バスに乗っていられます。」 「いつも、やさしい運転と、やさしい対応ありがとうございます。」のお言葉が・・・・。

 

 驚きましたね。直接、面と向かって、そんなことを言われたの、初めてのことでした。特別なことなど何もしていないので、大変、恐縮してしまいました。

 

 そして、そのおばあさんから、缶コーヒーをいただいた日のことを、はっきりと思い出しました。その日は、小雨が降る寒い朝でした。駅の待機場にバスを止めて休憩していると、K中央病院行きのバス停に、そのおばあさんが、一人立っていたのです。発車まで、30分近くありました。気の毒に思い、バス停に着け、ドアーを開けたのです。そして、「発車まで時間がありますが、どうぞ乗ってください。」と声をかけました。どうやら、おばあさん、発車時刻を間違えて、早く来てしまったようです。おばあさんは、「足が悪いので助かりました。」と言いながら、バスに乗ってきました。そして、荷物を座席に置くと、外の自販機で温かいコーヒーを私に買ってきてくれたのです。

 

 おばあさん、そんなことを、ずっと忘れないでいてくれたんですね。私にとっては、何でもないことだったのですが。

 

 「いつも、やさしい運転と、やさしい対応、ありがとうございます。」の一言が、嬉しかったですね。K病院行きは、お年寄りや、体が不自由な方が多く乗車します。ですから、私は、日頃から、慎重な運転を心がけていました。見ていてくれる人っているんですね。

 

 

 そんな話に、うちの奥さんは、微笑んでくれました。そして、いただいたチョコレートの袋に書いてある、「手につきにくい、小枝」を見て、「ほんとだ、このチョコ、全然溶けない」と言いながら、おいしそうに食べていました。(笑)