学校の先輩 | ホネキン代表の色眼鏡【骨と筋公式ブログ】

学校の先輩

先日「スーパードクターに聞け!各症状の専門医」
みたいなテレビ番組に、学校の先輩が出演していました。

メディカルのドクター達が中心の中で、唯一カイロ
プラクティックの専門家、として出ていました。

テレビというのは、だいたい段取りが最初から決められていて、
「じゃあここらへんで先生、これについてこんなコメントを
お願いします」といった感じで、だいたい皆が均等にコメント
できる様にされていて
(有名か不有名かで待遇は全然違いますけど)

「これについては黙っててくれ」「先生はここだけ」
とされてしまいますので、先輩(木津先生)のコメントが
あまり聞けなくて残念でしたね。

まあそうでなければ番組が成り立たないので仕方あり
ませんが、冷え症や腰痛に関しては随分退屈極まりない
普遍的な実際に治りそうもない話ばかりでしたね。

グーパーで冷え症は・・・治りますかね・・

ドクターから先輩に対しては「レントゲン撮らずに何で
判断できるんだ?」という質問でしたが、我々は治療する前
には問診と構造に対してしつこい程あらゆる検査を行います。

知覚、筋力、リフレクスだけでは判断しません。

汗や温度、反応のトーン声音、動作や歴史、癖、実際に
触れてからだがどの様な反応を示すかで、より根本の問題は
どこにあるか?の判断を探して行きます。

当院にも病院で一年以上も通ってまったく治らなかった症状が
2週間位で完全に症状が消えた、という方が
たくさんいらっしゃいます。

画像イコール症状ではない、ということを痛感いたします。

画像を撮った後の方が大切なんじゃないでしょうか?
検査だけしても治りません。
治療するべきです。

治療とは?投薬?電気?牽引?シップ?間違った運動療法?

からだを元の良かった頃に戻すには触らなくては、
実際の方向づけをしなくてはダメだと思います。

治療と対処は大違いです。
治るのを待つより前向きに取り組むことが大切です。

あと気功の先生が「松果体」とおっしゃっていましたが、
南江堂の人体機能生理学(最も基礎的な医学生の教科書)では、
松果体はいまだにそのほとんどが「らしい」「であろう」
といった表現であり、メラトニンに関してはナント
「体内リズムの調整?」と書いてあります。

この? が凄いですよね。
教科書ですよ(医学部の学生と同じ教科書です)

僕は学生の時、この ? を初めて見た時に
凄く驚いた記憶があります。

あまりまだ解っていない事に強い意見を言うのは恐いですね・・・。

やっぱり基礎医学をしっかり押さえていないと、ドクター達と
平行した話もできませんからね。

とても大事だな~と思いますね。
自分も含め、まだ学生の後輩達も、
「基礎医学」は死ぬ程しっかりやりましょうね。