さっきまでの通り雨が
まるで嘘泣きみたいに
青く澄み渡る空
君のいたずらかな
出会った頃も 今日と同じ
気まぐれな光だった
はしゃいで揺らぐ影
語らう声の調べ
思い出は笑みで埋まっていくのに
心、伽藍堂のまま
何も恐れずに
求めずに
君を信じられたなら
何より大切なもの 雲の間に間に
君は 僕に教えてくれた
愛より確かなこと 千代に八千代に
茜 茜色に染まる あの空
だっていつも 君が先に
黙り込んでしまうから
そっと抱いた肩
暮れ惑う宵の狭間で
君が思ってるより
愛は脆く 弱い生命体だと
笑いかけるように 寄り添うように
真っ赤な光が辺りを照らしていた
何より大切な人 それが君だと
星は闇に流れて消えた
愛をも包み込むほど 雨に降られて
永遠の時を超えて 乱れ散る花
きっといつか また会えるかな
夢は まだ夢のまま
何より大切なもの 雲の間に間に
君は僕に 教えてくれた
愛より確かなこと 千代に八千代に
茜 茜色に染まる空
何よりも 大切なもの
茜 茜色に染まる あの空
...今も この胸で生きているかな...。