りっちゃんニコルズ、ラスト道内ライブ | ブルブルシェンコのブルブリズム

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HBC赤れんがプレミアムフェスト「今日ドキッ!」SUMMER LIVE

日時:2016年7月16日(土)11:45〜
会場:札幌市北3条広場特設ステージ(北海道札幌市)
出演:フラチナリズム、川嶋あい、K、D.W.ニコルズ、Softly、ALvino、Rihwa、Do As Infinity




7月16日に開催された、HBC北海道放送主催のスペシャルイベントについて、今更ですが書きます。

5月にD.W.ニコルズが北海道でワンマンライブを開催した際に、岡田梨沙(Dr)さん(以下、りっちゃん)が脱退するまでにもう一度北海道に来たいという言葉があって、淡く期待しながら日々を過ごしていたらこのイベントの情報が。
地元で現体制のニコルズをもう一度、しかも野外で観られるなんて、しかも無料だなんて!
これは万難を排して行くしかない。




雨がパラつくという予報が出ていましたが、来てみたら見事な好天。
汗ばむほどの暖かさで、絶好の野外ライブ日和。
これもニコルズ効果でしょうかねぇ。


○14:30〜 D.W.ニコルズ

私が会場に到着したのは、ニコルズのリハーサルの最中。
その前の川嶋あいさんとKさんのライブはテレビで生中継されており、会場の様子を確認してから向かいました。
リハーサルでは各楽器やマイクなどのサウンドチェックをしますが
「おっ、今日はこの曲をやるのか!」
というのが分かって楽しみが増したりします。
基本は内輪というか、演者と裏方のみが関わる作業なのでオーディエンスは観てるだけなのですが、わたなべだいすけ(Vo, G)さん(以下、だいちゃん)は
「みんな大丈夫?チェックしておくこと無い?」
とリハーサルでもオーディエンスを楽しませてくれます。

14:30になりナレーターの「ディーダブリゥニコーゥズ!」という呼び込みとともに登場したニコルズ。
するとだいちゃんは「ディーダブリゥニコーゥズ!」とナレーターの声マネをしてオーディエンスを掴みます。
鈴木健太(G)さん(以下、けんちゃん)のバンジョーが鳴り、「ハッピーラッキーデイ」でライブがスタート。
けんちゃんのバンジョーの音が青空にぴったりで、心が昂ります。
明るい方へ。あたたかい方へ。
だいちゃんの歌は前向きな気持ちになれます。

やきたて!(やきたて!)
やきたて!やきたて!(やきたて!やきたて!)

という楽しいコール&レスポンスから始まる「フランスパンのうた」。
曲中に止めて観客いじりをするのが最近ではお馴染みになっていたり、コミック要素が入ったとにかく楽しい曲。
人生はバランスが大切です。
ステージ前は着席エリアだったのですが、サビで踊るところでは手を小さめに挙げたり、足をぴょこぴょこ動かしたりしているニコルズファミリー(D.W.ニコルズのファンの愛称)が可愛かったです。

ユーモアを交えた後は「春風」。
夏ですが、気持ち良い青空の下で聴く「春風」は最高です。
「春風」大好き。

「スマイル」では、だいちゃんの歌が力強く背中を押す。
小さい子供たちがが楽しそうに「ハイリハイリホー」と歌っていて、和やかな気持ちに。
最後は希望を歌った「レインボウ」。
5曲というボリュームでしたが、パーフェクトとも言えるくらいのニコルズの良さが詰まった、しかも青空の下で映える最高のセトリでした。


---- SET LIST(D.W.ニコルズ) ----

01. ハッピーラッキーデイ
02. フランスパンのうた
03. 春風
04. スマイル
05. レインボウ



ライブ後の物販でだいちゃんに「セトリ最高でした!」と伝えると、「めちゃくちゃ考えたからね!」と嬉しい言葉が返ってきました。
ライブハウスも良いけれど、D.W.ニコルズは音楽性からしても、老若男女の幅広いファン層がいることからしても、青空の下が一番相応しいのかなと、今回のライブを観て思いました。
野外フェスとか、青空教室的な授業形式のイベントとか、もっと観てみたいです。





ライブ後、“まなん”こと千葉真奈美さんとツーショット。
ありがとうございます。



○15:30〜 Softly

北海道のテレビで「Maybe〜どうでもいいの〜」のMVを観て知ったSoftly。
以前MUTSUKIさんとHARUKAさんの2人だけのアコースティック形式のライブは観たことがあったのですが、今回初めてフルバンドセット形式のライブを観ました。
Softly、まだ荒削りですけど良いですね。

「キミがいい」はポップミュージックとして完成度が高いですし、「あなたの隣で」のような洋楽の影響をモロに感じる渋いアレンジの曲があったり、面白いです。
アメリカや北欧のガールズロックとか聴いていたのかな。
的外れだったらごめんなさい。
彼女達のルーツが気になります。


---- SET LIST(Softly) ----

01. Maybe〜どうでもいいの〜
02. あなたの隣で
03. その笑顔を見ていたくて
04. 恋心よあたしにきっと幸あれ
05. キミがいい







○17:30〜 Rihwa

Rihwaさんはライブを観るのは初めてでしたが、1曲目の「くじら」からキャッチーな良曲で聴きやすくて、それでいて歌が本当に上手かったです。
高音は無双だけど低音は声量が小さい、あるいは低音はソウルシンガー並だけど高音は全然出ないという歌手はよくいますが、Rihwaさんは高音も低音も綺麗。
こういうのはライブで聴くとよく分かります。
「春風」「ありがとう、出会ってくれて」という2曲のバラードで会場の空気を支配していました。
素晴らしかったです。


---- SET LIST(Rihwa) ----

01. くじら
02. Bestie
03. 春風
04. ありがとう、出会ってくれて
05. 明日はきっといい日になる





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そしていよいよ今日は、D.W.ニコルズのワンマンライブ「D.W.ニコルズのスマイルフェスティバル」が横浜大さん橋ホールにて開催されます。
現体制ではラストライブで、りっちゃんは寿退社ならぬ「寿脱退」します。

私も今日、北海道から飛行機に乗って観に行きます。
昔Perfumeのワンマンライブを観に遠征したことが何度かあって、今はNegiccoの大きなライブを観に遠征していますが、それ以外のミュージシャンのライブを観るために道外に出るのはD.W.ニコルズが初めて。
それだけ私にとってD.W.ニコルズは大切な存在だということです。

寂しいけれど、りっちゃんの勇姿を見届けに、今のニコルズの4人が作り出すライブの雰囲気、奏でる音を、目に耳に焼き付けたいと思います。
そして「おめでとう」と送り出したいです。

さて、朝早いから寝なければ!



『D.W.ニコルズのスマイルフェスティバル』SPECIAL SITE
http://www.dwnicols.com/special/smafes/