星野源「蘇る変態」 | ”assh!”

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私、buruntaの日常をマイペ-スにつづっていきます

蘇える変態 [ 星野源 ]

このところ、すっかり本を読むことが少なくなった。

図書館で借りても一冊二冊なのに、そのまま読まずに返したりもザラ。

大体私が図書館行くのは、家族の本の貸し出しと返却のためで

自分のは返却棚にあるものから選ぶという雑さで。

この本も星野源という名に釣られて借りた。

星野源といえば、宮藤官九郎の「11人いる!」(だっけ?)で

ちょっと幸薄いおじちゃん役やっててその絶妙な配役がツボにはまって

少しだけ気になる芸能人になって。

なんかほんわかな歌を歌う人というイメ-ジでいたけど。

まあ、あの穏やかそうなビジュアルに反して実は中身は・・・というのは

ほんの少しだけ知ってた

美容院かで読んだ雑誌の対談でちょっと変態チックなこといってたなあという薄い記憶が

あったので、題名みてちょっと興味をひかれて軽い気持ちでも選んだわけです。

(蛇足ですが、この本を見た娘に「よみがえるへんたい?」

と普通に音読されたときに

あっ、ちょっと恥ずかしい題名だったと気づいた(笑)。

冒頭のエッセイの題名が「おっぱい」ですよ。

また、内容が超絶下ネタすよ、R18ですよ。

うっかりこどもが読んだら、なんか目覚めそうな内容です。

こんだけ赤裸々な下ネタ炸裂で子どもの前では本を開くまいと誓いました。

でも、それだけじゃない。

ご本人が命にかかわる病気になってホント辛くて痛くて重くて泣ける、

その合間に挟まる超絶下ネタ。

泣きながら笑う感じ。この人なんかすごい。

すごい本に出会ってしまった。

生きるってかっこいいことだけじゃないけど、さらけ出し方が半端ない。

数日後、歌番組でしれっと歌を歌う彼をみて、どうにも文章と一致しない。

さわやかそうな顔でさわやかな歌を歌う。

歌詞を見ても、どこにもうかがえない。

その秘められた変態性のポテンシャルの高さに戦慄。