現場の社員がたびたび道具を置き忘れたり、
なくしたりしてしまいます。
M氏は
〈道具をなくさないようにするには、
どうすればよいのだろう〉
と考えていました。
M氏自身も道具を置き忘れてしまうことがありました。
そのようなことから、
社員だけの責任にするわけにはいきませんでした。
ある日、
M氏は
「使った道具の手入れをしないことが、
いろいろの不幸の原因となる」
という文を目にしました。
そこで、
道具を大切に扱おうと決めたのです。
使った道具は元の場所に必ず戻し、
汚れていたならば布で拭き、
工具類には油をさしておきました。
そして、
社員にも道具の後始末を徹底させました。
すると、
数ヵ月が過ぎた頃、
道具を置き忘れることが、
各段に少なくなっていたのです。
この取り組みを続けていると、
なくしたはずの道具が、
現場で見つかるということも起きてきました。
Mさんは、
「物は活かす人に集まってくる」
ということを実感しています。
後始末を徹底しましょう!