全国区の賞を受賞する品質のぶどうを育て、
その種類は三十五品種に及びます。
インターネット販売も行いますが、
売上の九割以上を占めるのが、
ぶどう園に隣接する直売所での対面販売です。
直接、
お客様からの声をもとに品種を仕立て、
〈あの人に喜んでもらおう〉
と顔を思い浮かべながらぶどうを作ります。
現代では多様な情報ツールを通して、
お客様と接点が持てます。
それは販路の拡大にもつながり、
多くのお客様と出会うきっかけが広がります。
その中で、
Uさんの手法は、
多くのお客様に届けたいだけでなく、
〈あの人に喜んでもらいたい〉
という究極のお客様本位の形といえるのかもしれません。
生産者と消費者が直接顔を合わせるケースは、
あまり多くはないでしょう。
どのような手法でも、
相手を思って取り組む姿勢は、
その人に通じるものです。
サービスや商品を通じて、
間接的にお客様と関わる職場もあります。
どのような職場であっても、
お客様の喜びを想像しながら、
仕事に取り組みたいものです。
誰の喜びにつながるか考えてみましょう!