Bさんが行く車の販売店では、
来店者に
「どんな御用ですか」と声をかけます。
Bさんは、この言葉をあまり好ましく思っていませんでした。
「今日は何しにきた?」というように聞こえてしまうからです。
加えて、接客態度にも、どことなく冷たさを感じていました。
しかし、整備の担当者だけは、
小さい部品の注文でも快く受け、
気持ちよく対応してくれます。
それからBさんと、その担当者との付き合いが始まりました。
ある時、その店に電話をすると、
整備の担当者が他店へ移ったことを聞きました。
そこはBさんの住まいからは離れたところでしたが、
尋ねて行くと、
いつも通り丁寧に、誠実に対応してくれたのです。
その後、Bさんは
〈車を買い換えるなら彼から買いたい〉と思うようになり、
実際に、担当者の働く店で新車を購入したのです。
お客様は、店ではなく、人につくものだといわれます。
どのような心でお客様に応対しているかは、
言葉や態度を通して、相手に伝わるものです。
お客様と誠実に向き合いましょう!
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