かまやつひろしの『我が良き友よ』は、モロ昭和の雰囲気を醸した歌だ。沁みる。
1975年の歌なので、アラ還以上じゃないと、リアルタイムでの記憶はないと思う。
例の如く、動画を適当に探っていたら出てきました。
かまやつひろし、ムッシュかまやつ
晩年は垂れ目の顔が更に重力に負けて妖怪チックなご面相になってしまったが、1975年辺りでは味のあるルックスだった。
更に遡って、スパイダースの頃はマッシュルームカットのイケてるお兄さん風で、
スパイダース直後は、若かりしユーミンとの競演で以降ずっとやってるイヤーワッチ帽みたいな髪型にパンタロンのオシャレな男でした。
『我が良き友よ』は、現在じゃ絶対に世に出て来ないメロディです。いわゆるフォークソングです。歌詞が6番まである。南こうせつの『神田川』同様に、コテコテに昭和っぽくて、よくよく考えると“そんなヤツは居ねえよ”なのだが、雰囲気はあるあるな歌詞だ。
吉田拓郎の作詞作曲でかまやつ自作じゃない。
かまやつ作曲だと、スパイダースの『あの時君は若かった』で、ポップで明るい。
我が良き友よは、そんな訳で、私が大学生の頃は飲み屋の2階の大座敷で、同じ学校か余所の大学生かは不明だが、必ず誰かが『なんか歌え!』と先輩に命令されてアカペラで歌われていて、嫌と言うほど耳にした歌でした。
歌詞が6番まであるので、正確に憶えている人は少なくしかも酔っ払っているので、支離滅裂な歌詞になって歌われていた。
この歌は、90万枚のセールスだったそうだ。
そういえば中学校の頃、女子で“かまやつ”ってあだ名がついていた子がいたっけ。
顔が似てたからだと思うが、気の毒過ぎて私は呼べなかったぜ。