漫画は電子で、小説は紙で、時代小説を | 日々是好日

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日常で思うことを書きます。

Amazonの電子書籍であるKindleのユーザーになって、早10年が経つ。


電子書籍を購入し始めた当初は、

「もはや紙媒体の本は要らんな!」と思ったものでした。


なんと言っても電子書籍は場所取らず。


当時所有していた紙媒体の本は全て売り払いました。


と言うのも、小説について私は、

「1度読んだら再読することはない!」と思っていて、本の売却には未練は無かった。


漫画は不思議と何度でも再読できるので、より一層場所取らず で劣化知らずの電子書籍にシフトして、 大成功と満足している。


ところが、退職して、実入りが無くなると、財布の紐も固くなり、

「漫画なんぞにカネを使うのは…」となり、最近はすっかり漫画購入はしなくなった。


ところで、小説の方だが、電子書籍だと、味気ない!と言うことに早々に気付き、紙媒体を購入し続けていた。


話が止め処なく転換するが、

私は、小説の嗜好は、長らく、推理・ミステリー系統でした。


ところが最近、急に、時代小説の沼にハマってしまった。


元々は、時代小説については、むしろ敬遠していて、小説誌に 載っていても読みとばしていた。


そして、「なんでこんな(私にとって=世の中の皆さん)ウザい小説が、ちょこちょことどの小説誌にも載っているンだよ!」と逆ギレすらしていた。


しかし、様々な先入観を捨てて、読んでみると、これが大変読みやすく面白く、なおかつ、その海原は私の想像以上にとてつもなく広大であった。


さらに、当然と言えば当たり前だが、時代小説には、作品において、設定が古臭いということが起こりえない。


10年20年前の作品を今頃読んでも、違和感が皆無なので、

 次にどれを読もうかと選ぶ際には、まさに濡れてに粟状態なのだ。


また、シリーズものが多いことも私には垂涎である!


今は、所有したい本はAmazonで中古を買い、

普通に読みたいものは図書館で借りることにしている。


時代小説沼にハマってみて、なるほど、時代小説ファンは多かろう!と思う。


よくよく注意してみると、直木賞は、高確率で時代小説が選出されているようだ。