無関心 他人とは必要最低限だけの会話をして、余計な感情を一切無にして
世間の雑踏から逃れた生き方をしたい。
つまり孤独になりたい自分


はたまたその逆で
運が良けりゃ色恋多き、欲情に埋もれ
行き着く果ては天国か地獄か?
一度の人生楽しまなきゃそんそんという楽観的な自分と、
まあそんなこと考えてると「いらっしゃい」 また客が入って来た。

男が一人 背丈は私より高く180cmくらい 肩幅も広く
いかにも運動神経抜群の体育会系で
年齢は30代半ば、
彼は私の隣り一人分を空けて横に座った。
私は勘違いしないように自分に言い聞かせて、店から出るタイミングを見計らう。

そんな私の心を見透かされた様に
「もう一本いかが?」と囁いてくる。

私は魔法にでも掛かったように熱燗を注文してしまう。

これでまたしばらくは出れなくなった。
なんだか悲しんでる自分と少し嬉しそうに見える自分が心の中で重なっている。
一体本当の気持ちはどっちなんだろうか?
私はついニヤッと笑みを浮かべてしまう。

そこをすかさず女将が私に笑みを浮かべる。

その表情には、言葉に出さない言い難い意味が隠されてると私は感じた。

常々思うのだが、
男と女が出逢って、男が女に惚れる瞬間はこの時じゃ無いだろか?

大して会話もせず、第三者的な立場から見て、女が男に向いて微笑む、言葉には出せない感情を共有した時、
男は「自分は特別だ」と思い込んでしまう。

いわゆる一目惚れになる。