生きること | 考えすぎ

生きること

もともと僕は世界の一部です。
・・・というよりも、
そもそも、世界の一部が吹き出物のように一時的に飛び出たものが僕です。

吹き出物と同じで、
「僕である」状態が過ぎれば、また元の世界に吸収されて散っていくでしょう。
でも、なぜだかその吹き出物に「僕」という自意識が芽生えた。
だから僕は、「僕である」と思っているわけです。




言い換えれば、「僕」は世界の目です。
世界は、「僕」を通して世界を見ることができます。
もちろん、「僕」以外にもあなたや屋久杉など、
世界はたくさんの目を持っています。
「僕」はその中の一つでしかありませんが、
しかし、自意識という形で「僕」は僕に任されています。


理由はわかりません。
ただ、これが奇跡的なギフトであることだけはわかります。
たとえこの期間がいつか終わるにしても、
「世界の一部である自分」を自覚的に感じることができる時間がある
・・・ということはスゴイことだと思います。
この与えられた機会をフルに使って、この世界を味わい尽くしてみよう。
そう思っています。