世界は自分に詰まっている | 考えすぎ

世界は自分に詰まっている

今、僕が知る限りの世界全体は、全部、自分のなかに詰まっている。
だって、世界を捉えているのは自分なんだから。
自分の知らないことはたくさんあるけど、それは自分が選ばなかっただけのことだ。

五感から入ってきた情報のうち、自分にとって必要なものだけを選び取っていく。・・・そういうことを、脳は無意識のうちに処理しているらしい。実際、脳はほとんどのことを覚えていて、日頃、「忘れた」とか「覚えなかった」と感じるのは、単に思い出せないでいるだけのことだそうだ。

突然、ひどく懐かしい感覚を呼び起こされることがある。
なくしていたものを取り戻したような気分。
でも、実は思い出せないでいただけなのかもしれない。
思い出せないでいた、ということすらも思い出せないまま。

世界が突然、がらりと変わることがある。
それは、世界に対する自分の捉え方が変わったからだろう。
それとも、世界そのものが本当に変わってしまったからだろうか?
自分自身がこんなにも刻一刻と変化してしまうのでは、それを自分で確かめることは難しそうだ。