中国紀行!?奇行!?3 | ドジ旅人のトラブリング

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「国外追放?治外法権?」頭はもうパニック。

しかし、怪しまれてはいけないと、出来るだけ平静をよそおいながら、

しかたなく私はおばさんに従い、駅員室らしい部屋へと引っ張って行かれた。

中では、厳しい顔をした制服の男がモニターを指差し、待ってましたとばかり、

私に向かって何かまくし立てた。

とんでもないことに巻き込まれたのか。

泣きそうになりながら見たモニターには、長方形で先にもう一つ小さい長方形がついた物体が映っていた。

一瞬何かわからなかったが、気づいた。

「ビンだ。それもただのミネラルウォーターのビン・・・」

なんでこれがいけないのか。

ビンは中国では危険物なのか?

制服のおばさんが言うことがようやくわかってきた。

どうやら火炎瓶かなにかと勘違いしているらしい。

なんとかビンだと説明すると、おばさんと制服の男は連れ立って、

私のかばんの方へ向かい、いきなりかばんの中身をひっくり返し始めた。

びんが取り出された。慎重にふたを開けると内容物の匂いをかぎ、

ふたりは納得の行かない顔で互いを見ると、ふたを閉めた。

「大の大人がびんごときに何やっとんねん!」と悲しい気持ちになってきた。

制服のおばさんは、乱暴にびんと引っ掻き回した荷物をかばんに押し込めると、

それを私に押し付け、さっさと行けといわんばかりに手で私を追い払った。

「なんで!?謝罪は無し?周りから白い目で見られ、辱めを受けたあげく、この対応は何・・・?」

私は中国を嫌いになりかけた。

カルチャーショックは綺麗事ばかりじゃないんだと自分にいい聞かせ、

ようやく、一時はくぐることが出来ないと思われた改札を抜け、ようやく仲間のもとへ歩み寄った。


うなだれる私に仲間2人は

「いいショーを見せてもらった。」と一つも心配するそぶりもなく、愉快そうに笑った。


「強くならなければ・・・」私は固く決意した。

終わり 恥