鎖龍チーム控室

 

「さて、どうするかね。」

 

「相手は前田君とボア。前田君は言わずもがな。

ボアも前回から成長しているだろうし油断できない相手だ。」

 

「そうだな。それに、正直この戦いは

ただ勝つってことももちろん大事だが

可能な限りパートナーが相手を倒す展開が欲しいところだ。」

 

「ジャイアントキリングで高得点ですからね。」

 

「ジャイアントキリングは狙えたらいいが

結局組み合わせ次第なところもあるからな。

別にジャイアントキリングじゃなくても

パートナー側が勝てば5点は獲得できるんだ。」

 

「確かにそうですね。となると、無理に

ジャイアントキリングを狙うより

相手がパートナー側の出場をするケースを見越して

参加を決めた方がいいのか・・・・・・?」

 

「・・・・・・とはいえだ。

パートナー側も曲者揃いだからな。

ユウヤは言わずもがな、ボアも未知数。

フォートレスに関しては

パートナー側のメンツでもトップクラスだろう。

困ったもんだ・・・・・・どうするか。」

 

大友チーム控室

 

「相手は亜紀さんのチームか・・・・・・」

 

「・・・・・・フォートレスというあの男。

エルザールから聞いたが相当強いらしい。

今回は代表者の強さよりも

パートナーの戦績の方が必要になる分

このチームがある意味一番厄介だろう。」

 

「・・・・・・どうする?

2回戦の相手は鎖龍さんとケイガのどちらか。

勿論パートナーの可能性もあるけど。」

 

「ここは僕が出て構わないな?」

 

「いいけど、どうしたんだ?」

 

「フォートレスという男が出たら戦ってみたい。

亜紀が出てくるなら叩き潰す。

ジャイアントキリングの成功率は

このチーム相手が一番高いだろう。」

 

「成程な・・・・・・いいぜ。任せた。

フォートレスって人がどれだけ強いかは知らないが

お前だって負けてないはずだぜ。」

 

「フンッ、大人しく見ていろ。」

 

武田チーム控室

 

「蛇島さん相手か・・・・・・

大友と前田じゃないが、どことなく縁を感じるな。」

 

「・・・・・・」

 

「どうする、ヒスイ君。

俺も意見するが、せっかく組んだんだ。

君の意見も尊重したい。」

 

「俺が出る。いいか?」

 

「・・・・・・理由を聞いてもいいか?」

 

「多分、あの野郎が出る。

あの野郎はここで出れば

俺をまた叩き潰すことが出来るし

あんたが相手でも嬉々として出てくる。

野郎がここで出る分には外れがない。」

 

「成程、的を射ているね。」

 

「それに、この試合をあんたに任せた後

優勝、ベスト4をそれぞれ勝ち抜いた

強敵チームとの戦いに俺が出ることになる。

そうなったら最後

ジャイアントキリングできる可能性は薄い。

誰が出ても俺に勝ちの目があるのは

この試合だけだからな。」

 

「・・・・・・いい分析だ。

オーケー。この試合は君に任せるよ。」

 

「チャンスがあるのはこの組み合わせと

王ロウガのチームのパートナーくらいか。

あいつ・・・・・・戦えるのか?」

 

「ロウガ先輩のチームだったあの女性か。

知ってる人か?」

 

「あぁ・・・・・・あの人は・・・・・・」

 

ロウガチーム控室

 

「改めて、私の名前はガーネット。

ヒスイ君たちと同じポケモントレーナーです。」

 

「・・・・・・」

 

「どうかしましたか?」

 

「・・・・・・いや、その時の記録を

資料としてもらってはいるが。」

 

↑元イラスト

 

「本当に同一人物か・・・・・・?

基本大人しめの人間のようだったが・・・・・・」

 

「あれから時間も経ちましたし

色々と社会を知ったということで・・・・・・」

 

「ぶえっくし!!」

 

↑実際に使用したアイコンを確認せずに

原案のガーネットをベースにアイコン依頼かけた人

なんなら実際使ったキャラ設定自体忘れており

原案だけで復帰とアイコン化を実行した

 

「風邪かなぁ。」

 

 

「まぁ、どちらでも構わん。

相手は佐竹イオリのチーム。

武田もそうだが、このリーグで

ジャイアントキリングをするのは至難の業だ。」

 

「・・・・・・なら、この戦いは

ロウガさんが出てもらってもいいですか?

私は2回戦に回ります。」

 

「・・・・・・それがいいだろうな。

戦いやすい相手をあえて見繕うなら

武田のパートナーであるヒスイと

蛇島のパートナーであるマナ。

今までの戦績とファイト歴から勝機も見える。

逆にこのチームは優勝経験のある佐竹イオリと

実力が全く見えない老人。

俺が出て確実な勝利を狙った方がよさそうだ。」

 

「お願いします、ロウガさん。」

 

岩田チーム控室

 

「じゃーんけーん!!」

 

「ポンッ!!!」

 

「っ・・・・・・私が2回戦か。」

 

「っしゃあ!俺が1回戦だ!!」

 

フウキチーム控室

 

「さて・・・・・・どうしましょうか。

相手はロギハラに我が兄である兼正。

どちらが出てくるかを検討するかも無駄でしょう。

情報が皆無ですからね。」

 

「じゃあ悪いけど出てもらっていいか?」

 

「構いませんが・・・・・・どうしました?」

 

「あの化け物を見ると一昨年やられた記憶が蘇って

全身に寒気と痒みが来るんだよ!!!!」

 

「その節は大変失礼いたしました。」

 

「いや、まぁどうしようもなかっただろうしいいよ。

ただそういう理由もあって

あれが正面に来たらまともにファイト出来なそうだし

あれとはあんまり戦いたくねえんだ。」

 

「そういうことでしたら

あの件の責任を取るという意味でも私が出ましょう。」

 

「悪い、頼む。」

 

「それに・・・・・・存外いい考えかもしれませんしね。」

 

「え・・・・・・?」

 

対戦スペース

 

「さぁ、1回戦のファイターが各チーム決まったようだからな。

それぞれに集まってもらったぜ。

では順番にファイターと対戦カードのご紹介!」

 

「まずAリーグ1回戦第1試合!

鎖龍チームVSケイガチーム!

鎖龍チームからは鎖龍が登場だ!!」

 

「ま、首尾よく1勝はもぎとりますかね。」

 

「対するケイガチームからは・・・・・・ボア!!」

 

「君と戦うのは去年のお正月依頼かな?」

 

「そうさな・・・・・・ま、楽しくやろうぜ?」

 

「楽しく・・・・・・勝たせてもらう。」

 

「続いてAリーグ1回戦第2試合!

大友チームVS亜紀チーム!

大友チームからはユウヤが出場!」

 

「さて、どちらが来るか・・・・・・」

 

「亜紀チームからは亜紀自らが出場だ!」

 

「何気にお前と戦うのって初めてじゃねえか?」

 

「仮に戦っていたとしたら

記憶にすら残らないほどお前が弱かったわけだが?」

 

「成長はしても性格は変わんねえな。

じゃあ記憶に刻み込んでやるよ。」

 

「Aリーグはどちらも

代表者VSパートナーの構図!

ボア、ユウヤが勝てばジャイアントキリングとなる!

では続いてBリーグ1回戦第1試合!

武田チームVS蛇島チーム!

武田チームからはヒスイが出場だ!」

 

「・・・・・・」

 

「そして蛇島チームからは蛇島が出場!

これは去年のグリモワール杯のマッチアップだ!」

 

「よぉトレーナー君。ちょっとは成長してきたかい?」

 

「叩き潰してやるよ・・・・・・クソ野郎!」

 

「おー怖い怖い。じゃあ潰されないように抵抗してやるよ。」

 

「続いてBリーグ1回戦第2試合!

イオリチームVSロウガチーム!

この試合はなんと・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

「代表者同士の対戦!!

佐竹イオリVS王ロウガの組み合わせだ!!」

 

「よろしくお願いします。」

 

「ああ・・・・・・よろしく。」

 

「Bリーグはヒスイが勝利すれば

ジャイアントキリング達成となる!

では続いてCリーグ!

1回戦第1試合は岩田チームVSフータチーム!

岩田チームからは忘れ去られた男・濱野!」

 

「勝ってやるよ!」

 

「対戦相手はフータ!

旧グリモワールの男がフータに挑む!」

 

「久しぶりの対戦だけど、手加減しないよ。」

 

「いや、手加減はしてくれ。」

 

「しないよ。」

 

「最後にCリーグ1回戦第2試合!

ロギハラチームVSフウキチーム!

対戦カードはこの2人だ!!」

 

「なぜ・・・・・・フウキさんではないのですか?」

 

「やはりあなたが来ましたね・・・・・・

あなたのフウキさんへの執着から

来ることは大体予想できました。」

 

「成程・・・・・・」

 

「ジャイアントキリング、達成させていただきます。」

 

「Cリーグは濱野、骨谷さんが勝利すれば

ジャイアントキリング達成となる!

では各自ファイトの用意・・・・・・!」

 

Aリーグ1回戦第1試合

鎖龍VSボア

 VS 

 

Aリーグ1回戦第2試合

ユウヤVS亜紀

 VS 

 

Bリーグ1回戦第1試合

ヒスイVS蛇島

 VS 

 

Bリーグ1回戦第2試合

イオリVSロウガ

 VS 

 

Cリーグ1回戦第1試合

濱野VSフータ

 VS 

 

Cリーグ1回戦第2試合

露木原VS骨谷(弟)

 VS 

 

「ファイト・・・・・・スタートだ!!」

 

「「「「「「スタンドアップ!!」」」」」」

 

「「「「「「ヴァンガード!!!」」」」」」