「・・・・・・おーい」

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

「どしたの?」

 

「この時期の恒例行事の通知。」

 

「それって・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

「グリモワール杯か・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

「てめえらはいつまでゲームしてんだボケ!

どうせこの後転送されるんだからはよやめろ!」

 

「あぁ、ちょ、やめい!」

 

「やめろ!今メインストーリーの途中・・・・・・」

 

 

「クソが!!」

 

「・・・・・・つーか、今回お前こっち側なんだな。」

 

「ぁん?今回は携わってねーよ。

つーか今年は去年より規模小さくするか

もしくはやらないみたいな話してたし・・・・・・」

 

「FF14も新しいメインストーリー始まったから

いっそやらねえというのもアリなのかと。」

(執筆時点で新規メインストーリークリア済)

 

「巻き込まれてる身だから

あえてやれとは言わねえけどよ。」

 

「ってかまだメインストーリーの途中だったんだぞ。」

 

「宿屋で冒険録でも読み直せ。」

 

「あ、皆さんもお揃い・・・・・・」

 

「お前もプレイヤーなら分かんだろ

初見で見た時の感動って奴!!」

 

「え、えーと・・・・・・」

 

「なんか盛り上がってますね。」

 

「完全にゲームの話だけどね。」

 

「気にしないでいいよ。お疲れ3人とも。」

 

「実は3人ではなく・・・・・・」

 

「お疲れ様です。」

 

「これで10人か・・・・・・」

 

「武田・・・・・・」

 

「それにロウガもいたか。

確かに全部で10人だな。少数に絞るとは言ったが

流石に少なすぎねえか?」

 

「そこは、今から説明してやる。

とりあえずここがグリモワール杯2024の舞台だ。

今回の参加者は総勢20人。

そのうちの半分がここにいるってわけよ。」

 

「おめーのアイコンずっと変わんねえな。」

 

「他のキャラ変えていくと

どうしても自分のは後回しになってね。

・・・・・・後君らのそれも日常服だし直すかな。」

 

「なんだかんだ半年ぶりだなこの服も。」

 

「んだよ、新しいの揃えてねえのか?」

 

「眼帯久しぶりにつけたけどマジで見にくい。」

 

「ずっとつけてたのに?」

 

「なんだかんだ俺はこれが一番落ち着くな。」

 

「グリモ4人のガチ服もまた今度。

厳密には2025年のグリモワール杯で揃える予定。

今回は小規模企画だし旧服で我慢して。」

 

「さて、改めて企画説明を。

今回は総勢20人による大会。

レギュレーションは『スタンダード』だ。

つまり現行のルールってわけだね。

使用可能カードは2024年6月末までに

発売もしくは配布されたカード。

無論、ファイターズルールも現行ルールに則る。」

 

「そして今回の大会のテーマは『チーム戦』だ。

20人総当たりではなく

2人10チームによる総当たりってわけ。

今ここにいる10人は既にグリモワール杯で

相応の実績を上げている常連組。

そしてチームを組むのは過去のグリモワール杯で

名勝負をしながらも戦績が奮わなかったり

今回が初参加のメンバーを含む10人だ。

そこでチームを組んで戦ってもらう。」

 

「タッグファイトか?」

 

「いや、タッグファイトはいわば特殊ファイトだし

正直現在のカードにあてがうにはきつい。

ファイトは全てシングルファイトだ。

具体的にはこうだ、

まず10チームはランダムに5チームずつのリーグに分かれる。

これをAリーグとBリーグとしよう。

そして各リーグ内で1チーム合計4試合ずつ行う。

チームAが同リーグのチームB,C,D,Eと戦い、勝ち点を稼ぐ。

無論、チームB,C,D,Eも同様だ。

そして勝ち点が高い上位2チームが決勝トーナメントに上がる。」

 

「ただし、このリーグ戦にはルールが2つ。

まず、1人のファイターは2試合までしか参加不可!

言うまでもなくこっちの10人が

全員ずっと出張ったらチーム組んでる意味もねえからな。

そしてもう1つ。勝ち点の計算方法だ。

普通なら勝ち点をただ加算していくだけだ。

今回は1勝を3点としよう。

2勝なら6点、3勝なら9点、4勝なら12点、って感じだな。

だがペアで1勝ずつしていればボーナス加点1だ。

一人が2勝するより

二人で2勝した方が得点が高いってことだ。」

 

「決勝のルールは決勝の時説明する。

ってことで早速そのペア選びと行こうじゃないか。

とはいえ顔が分かったドラフトじゃつまんないし

こういう情報だけを用意したよ。」

 

候補者リスト 

1.使用国家ケテル  グリモ杯出場1回 

2.使用国家ドラエン グリモ杯出場1回

3.使用国家ケテル  グリモ杯出場2回 

4.使用国家ケテル  グリモ杯出場1回 

5.使用国家ケテル  グリモ杯出場2回 

6.使用国家ダクステ グリモ杯出場1回 

7.使用国家ストイケ グリモ杯出場1回

8.使用国家ブラント グリモ杯出場0回

9.使用国家ブラント グリモ杯出場0回 

10.使用国家ドラエン グリモ杯出場0回

 

「・・・・・・使用国家とグリモワール杯の出場回数のみか。」

 

「ムズイなオイ。2回ってことは・・・・・・

2022年から参加してるってことだよな。」

 

「逆に0回は新顔だね。誰がいるんだろ。」

 

「悩んで決めていいよ。

これ早い者勝ちじゃなくて準カップリング方式だから。

別に被っても問題ない。」

 

「カップリングって互いが選び合う奴だよな?

準カップリングって?」

 

「互いが選び合ってたら一生終わらねえからな。

あらかじめここにいない10人には

お前たち10人に優先順位をつけてもらっている。

つまりお前たちが同じ人間を同時に選んでも

ペアになるのはそいつの優先順位が高い奴だけ。

ちなみにこれで外れた奴は

残り物同士で再カップリングだ。」

 

「ちなみに、優先順位が最下位でも

選んだのが自分だけならペアにはなれるんですか?」

 

「あぁ、それは大丈夫。

あくまでこれは希望が被った時の措置だから

選んだのがそいつ一人だけなら

その時点でペア成立になる。

決まったらこの部屋を出て希望の番号の前で待機。」

 

「誰かが分からない以上、考えるだけ無駄だ。」

 

「それじゃ俺も勘に委ねるとしましょうねえ。」

 

「・・・・・・ここだろ。」

 

「俺も行きますかね。」

 

「よし・・・・・・・俺も決めた!」

 

「うん、俺も。」

 

「そうね、悩む必要もないわ。」

 

「・・・・・・決断早いな。

まぁ、考えるより動いた方が早いか。」

 

「そうだな。勘以外頼るものねえし。」

 

「まぁ、そうですね・・・・・・」

 

 

「さてさて・・・・・・皆さんのいる位置は?

1番は不在・・・・・・2番は?」

 

「俺だけだ。」

 

「おめでとう。最初のペアは鎖龍だね。

扉の向こうのお相手は・・・・・・?」

 

「グリモワール杯出場1回のドラエン。

つまり去年の新参組。シンレイ、ゼン、漆瀬の誰か。

まぁ・・・・・・俺の希望があるとするなら」

 

ガチャリ

 

「俺は・・・・・・希望通りですか?」

 

「希望ドンピシャだ。よろしく頼む。」

 

「こちらこそ。」

 

鎖龍&漆瀬 ペア成立!

 

 

「えーっと次は・・・・・・3番が希望なしで4番かな。」

 

「俺だけー。」

 

「じゃあお前も無条件でペア成立だよ。」

 

「ケテルはまぁ強そうなデッキ多いしね。

この番号を選んだのは勘だけど・・・・・・」

 

ガチャリ

 

「お眼鏡に適えれば良いのですが。」

 

「おー、立花君。よろしくね。」

 

「よろしくお願いします。」

 

フータ&立花 ペア成立!

 

 

「5番6番は誰もいない・・・・・・

ってことはどっかに相当偏って・・・・・・」

 

 

 

 

「まさかの7番に3人か。

じゃあこの7番の優先順位の高い奴が

7番のペアだ。さて誰になるか・・・・・・」

 

蛇島:10位

武田:1位

大友:4位

 

「ペア成立は武田だな。」

 

「10位ィ?俺がぁぁぁぁ????」

 

ガチャリ

 

「誰があんたとなんか組むかよ!!」

 

「外れてよかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「なんだとてめえ!!!!」

 

「ま、まぁ落ち着いて!」

 

武田&ヒスイ ペア成立!

 

 

「さて、次は8番・・・・・・」

 

「ここには3人いるぜ。」

 

「亜紀と俺。」

 

「んで、俺もっすね。」

 

「ここも3人か。

じゃあ8番の優先順位の高い奴が

8番のペアだ。さて誰になるか・・・・・・」

 

ドガッ!!

 

「ぐほっ!?」

 

亜紀:1位

フウキ:5位

ケイガ:6位

 

「うっす。ってことでよろしくな。」

 

「あんたかよ・・・・・・フォートレス。」

 

「ん?不満?」

 

「出会いの挨拶は不満だな。それ以外は不満もねえ。」

 

「なら良かった。よろしく頼むぜ。」

 

亜紀&フォートレス ペア成立!

 

 

「どうやら9番を選んだイオリ、10番を選んだロウガも

それぞれ一本釣りのようだ。

ってことで、外した君らは残る4名から選んでくれ。」

 

候補者リスト 

1.使用国家ケテル  グリモ杯出場1回 

3.使用国家ケテル  グリモ杯出場2回 

5.使用国家ケテル  グリモ杯出場2回 

6.使用国家ダクステ グリモ杯出場1回 

 

「・・・・・・この4つなら一択だ。」

 

「また勘で決めるか。」

 

 

「ってことで1番から順繰りに見てくが・・・・・・」

 

「1番は俺だけ。とりあえず、被らなかったのは一安心だ。」

 

「じゃあ1番の待機室オープン!」

 

ガチャリ

 

「おや、あなたでしたか。」

 

「おっと、骨谷さんだったか。こりゃ楽できるな。」

 

「過度な期待は遠慮してほしいですね。

今回も強敵ばかりですから。」

 

「いや、キャラ濃い奴引かなくて

ツッコミ的には楽できるかと・・・・・・」

 

「あぁそういう話ですか。」

 

フウキ&骨谷 ペア成立!

 

 

「3番を選んだのはお前だけだな、大友。」

 

「どんな人と組めるか、楽しみですよ。」

 

ガチャリ

 

「フンッ・・・・・・」

 

「あぁ、あんたとか!」

 

「・・・・・・やけに嬉しそうじゃないか。」

 

「俺はあんたの実力を買ってるんだ。

パートナー、よろしく頼むぜ!」

 

「言われなくても、結果を見せてやるさ。」

 

大友&ユウヤ ペア成立!

 

 

「で、君らは6番で被ったと。」

 

「まさか連続で被るとは。」

 

(こいつとの人気取りか・・・・・・少し分が悪いか?)

 

「では、6番からの希望順位がこちら。」

 

ケイガ:4位

蛇島:10位

 

「はあああああああああああああああああ?????」

 

「っし!」

 

「負けることはまぁ分かるが10位ってなんだゴルァ!!」

 

「まともに絡んだことはないけど、あんたのことは嫌いだからさ。」

 

「あぁなんだ前回ボコボコにされたトレーナー君かよ。」

 

「当たる時が来たらやろーか?」

 

「上等ォ!!」

 

「まぁまぁ。とりあえず、よろしくなボア!」

 

「ああ。」

 

ケイガ&ボア ペア成立!

 

「でぇ?俺とペアになる最後の奴は誰だよ??」

 

「連れてきました。」

 

「よろしくお願いします。」

 

「よろしくねえ????

ちなみにぃ!聞きたいんだけどぉ!

お前俺の希望順位いくつにした???」

 

「え、えーと・・・・・・ノーコメントで。」

 

「ここでのノーコメントはねえ!!

それもう答えなんだわ!!!!!!!」

 

「まぁまぁ。とりあえず、次回リーグ分けしようか。」