
リンゼイさん殺害の容疑者市橋達也が
逮捕されたときに読んでいたという本です。
それをTVで知って図書館でリクエストしたら
今頃順番がまわってきた。
まぁ、導入からグロイ描写。
女、子供はご遠慮ください。
心臓に疾患のある方、妊娠中の方は医師に相談の上
お読みください。 って感じでしょうか。
そんな中でトコお婆さんの部屋にある木彫りの仏像は気になった。
それは UROBOROS にも通じるようなもの。
軍荼利明王なるもの。
「軍荼利」は「ダングリ」と読み「とぐろを巻くもの」という意味で
眼が3つ、腕が8本でそれぞれの手が
鉾や火炎など、いろいろなものを掲げていて
全ての腕と、そして足に何匹もの蛇がぐるぐると巻き付いている。
それらの蛇は 生まれ変わり を意味するのだそう。
それはこの物語に、終始流れているもの。
「嘘が今生まれ どこかで嘘ではなくなって」
誰が嘘をついているのか。
誰も嘘をついていないのか。
ひとつの事実について それぞれの人が
自分の都合のいいところだけ話していたとしたら。
それぞれの目を通したら
ひとつの事実も 全く違う物語になってしまうの?
けれど、この本を読んで一番恐ろしかったこと。
それは本当に人を殺し、その遺体を遺棄した人間が
こういう物語を読んでいたということ。
これは事実。 リアルなホラー。