干乾び 下っ端が久しぶりに親分の所へやって来た。 「親分、最近どうです?」 鍵のかかっていない玄関を開けて呼びかけるも、親分の反応は無い。 「おやぶ~ん、勝手に入りますよ~」 そして中に入る下っ端。 中に入ると親分は干乾びていた。 「親分? 親分!」 「おお、下っ端か……」 「どうしたんですか親分!」 何か事件に巻き込まれたのかと心配する下っ端に親分はこう言った。 「管理人特有の夏の到来で作業が出来ないのとやる気が干乾びてこの様さ……」 「お、おやぶ~~~ん!!」 親分が潤う日は再び来るのか? そんな寸劇でお茶濁し。 終わり