改革なくして未来なし -4ページ目

改革なくして未来なし

財政問題を含め大改革が待ったなしの状況なのに、政党は何も決められない。やるべきことは明確なのだから、あとは腹を決めて実行するのみ。政治家と国民の覚悟が問われる。

 消費税増税法案の採決が26日に迫る中、民主党の衆議院議員で法案に反対を表明している議員が50人に迫っていると報道されている。


 法案自体は、自民・公明の賛成もあり、可決成立する可能性が大きい。しかし小沢氏らのねらいは、民主党を離党し与党を過半数割れに追い込むことにある。少数与党になり、内閣不信任決議案が提出されれば可決成立となる可能性が出てくる。その場合、内閣は解散か総辞職だ。


 衆議院の与党現有勢力は292議席で、54人が離党すれば与党が238議席となり、議長を除いた過半数を下回ることになる。


 「消費税増税はマニフェスト違反」として反対派がボルテージを上げているようだが、そもそも消費税増税抜きで危機的な財政をどうにかできるものではない。欧州各国の消費税(付加価値税)は20%が相場だ。マニフェスト自体が誤っていたと認めるべきだ。


 反対派は「増税の前にやるべきことがある」と主張しているが、なぜこの3年間でできなかったのか、この3年間でできなかったことが、これからできるという保証はどこにもない。


 野田首相は、鳩山、菅政権とは違い、現実に即したまともな政治を進めている。原発再稼働や消費税増税など不人気な政策にも逃げず対処している。これから重要な局面を迎えるが、党の分裂を恐れず、堂々と信念を貫いていただきたい。


 これだけの重要法案である。法案に反対する議員は除名されて当然だ。もし内閣不信任ということになれば、首相は断固解散で臨むべきだ。



 大飯原発3・4号機について政府は安全が確保されたとして、本日福井県知事らに再稼働へ向け協力を要請しました。


 あの福島第一原発の事故から1年以上を経過し、日本の原子力発電所は北海道の泊を除き、現在停止中です。このまま夏の高需要期を迎えて本当に乗り切ることができるのか、大変不安な状況です。


 しかも、このまま原子力を再稼働させず、火力発電所に依存していくと、発電単価が大きく上昇し、電力会社の収支は大幅に悪化します。東京電力以外の各社でも遠からず電気料金の値上げは避けられないでしょう。


 一定の安全対策を施し、危機的な状況になっても炉心溶融を起こさないことが担保された号機から順次立ち上げていく必要があります。


 一部のマスコミからは「原子力は立ち上げるな、けれど電気料金の値上げは許されない」といった主張もありますが、そんな都合のいい話があるはずはないのです。

 

 東京電力の電気料金引き上げが問題となっています。足元での原油価格高騰による燃料費の増加を電気料金に転嫁するためです。


 他方で、電気料金以外のエネルギー価格はどうなっているのでしょうか?まず、ガソリン価格ですが、足元では160円/リットルまで高騰しています。市場価格に連動して販売価格を引き上げているのですが、特段の批判は出ていないようです。


 そのほか、ガス、LPGなども総じて上昇しています。しかしながら、値上げはけしからんという話は聞こえてきません。


 なぜか電気料金の値上げだけが批判されています。エネルギー価格全体が高騰していることを取り上げるメディアもほとんどなく、ただ東電を批判するだけです。


 そろそろ原子力事故の問題は別にして、冷静に合理的な議論が必要なのではないでしょうか?