リーマン破たんを受けた世界の市場は大混乱。株式市場は日本でも5%近い下落となるなど、世界の市場で大きく下落しました。為替もドル安が進展し、円-ドルも104円台まで円高が進んでいます。
市場では、次の破たん企業のターゲッティングがすすんでおり、大手生保であるAIGの株価が急落しています。AIGは日本でいえば日本生命のような大きな保険会社です。これが破たんすれば、リーマン以上の混乱は避けられません。
米国政府は、経営に行き詰まった金融機関を救うのは、モラルハザードを生むとして、極めて消極的ですが、こういった深刻な局面では、原理原則に拘泥している場合ではありません。公的資金の大きな枠組みを用意し、いかなる事態にも対応できるよう準備を進めるべきです。
FRBはこうした深刻な状況をしっかり受け止め、さらなる金融緩和、利下げに踏み切るべきです。対応が後手後手に回り、事態がより深刻になってきたこの1年間の反省を踏まえて、思い切った行動をとる必要があります。