若い頃はニキビとは無縁だったのに、
30代になってから、ニキビが出るようになったわたくし。
原因不明のまま、10余年が過ぎてしまいましたが、
この度やっと、ニキビが出なくなりました！
ニキビが出なくなってから、3か月が経過しようとしている
ので、今度は本当に効果があったのだと思っています。
ニキビができ始めてから12年、
本気でニキビ対策に取り組み始めてからは2年半。
その間、色々なニキビ対策の美容法を試してきましたが、
おそらく、効果があったのはこれです。
タイトルにもある通り、
揚げ物（インスタントラーメン含む）・添加物カットの
食生活です。
このほか、ホルモンバランスを整えると言われる
漢方薬（当帰芍薬散）は5か月、はと麦茶は3か月、服用して
いますが、あまり効果はなかったのではないかと思います。
元々喫煙者でしたが、禁煙してから2年半。
お酒は、ここ3か月抜いています。
ただ、タバコをやめても、ニキビは治らなかったし、
お酒は、以前にも2か月断酒したことがありましたが、
ニキビはなくなりませんでした。
ただ、タバコをやめてから、鼻炎が良くなったので、
今後もタバコを吸うつもりはありません。
以前の私は、疲れたり、寝不足だったりすると、
花粉症ばりの鼻炎になってしまい、
くしゃみと、水のような鼻水が止まらない・・・
という症状に悩まされていました。
ところが、禁煙したところ、なぜか
すっかり鼻炎にならなくなったので、
粘膜に好影響だったものと思われます。
メリットの方がだいぶ多かったのと、もともと
気分で軽いタバコを一日数本吸っていただけ
だったので、禁煙は一生続けるつもりです。
その他、試したことは多々あります。
どれも、最低1か月は続けました。長いときは2か月以上。
以下に例を挙げます。
・ルイボスティー（1か月）
・亜鉛（1か月）
・鉄剤（1か月）
・朝食にバナナ＆ヨーグルト（3か月）
・小麦粉断ち（2か月）
・カフェイン断ち（1か月）
・禁酒
・禁煙
・温経湯（漢方薬）2か月
・当帰芍薬散（漢方薬）5か月
・はと麦茶（3か月）
・腹式呼吸
・イメージトレーニング
・乳製品断ち（期間不明。もともと乳製品はほとんど摂らない）
・炭水化物や甘いものを控える
・ニキビ肌用基礎化粧品セット（各種）
しかし、これといった効果は見られませんでした。
ただし、思わぬ効果もありました。
・小麦粉断ち→胃もたれの解消・鬱の軽減、希死念慮の消失
頭の混乱（パニック）の緩和 ※希死念慮…死にたいと思う気持ち
・カフェイン絶ち→2日目に頭痛と吐き気に襲われ、カフェインの依存性の高さに驚愕
※それ以降は摂取を控えるように
・腹式呼吸→寝つきが悪い時に非常に効果があることが判明
・はと麦茶→単純においしいし、ミネラル含有率が高いそうなので常飲することに
・禁煙→疲れ、寝不足による鼻炎症状の解消（軽減ではなく症状自体が消滅）
・禁酒→もはやアルコール自体を美味しいと思わなくなった
特に驚きだったのは、小麦粉断ちをしたら、
鬱状態や、希死念慮（死にたいと思う気持ち）、
原因不明のイライラやパニック、頭の混乱といった症状が、
すっかり影を潜めていたのです。
この効果は、小麦粉断ちをして、3週間経過した頃に
気づきました。
私はもともと鬱っぽい性格でもあり、20歳前後から、
「死にたい…」と思ってしまうのが、常でした。
特に理由がなくても、そんな気分になってしまうことが
よくあり、性格なのだろうと諦めていたのです。
また、食事をした後しばらくは、頭が重く、ぼうっとして、
何も手につかないということが常でした。
それから、意識してはいなかったのですが、
食事をしたあと、胃のあたりがずっと重くて、
空腹になるまで、頭もぼうっとするし、
なんとなく具合が悪いという事が多かったのです。
（これは、私にとっては、日常的な症状だったので、
特に意識してはいなかったのですが、小麦粉断ちをして
はじめて気づきました）
色々と調べたところによると、まだ科学的には証明されて
いないようなのですが、
精神病の患者や、発達障害の人に、小麦粉の摂取を
控えさせると、症状が改善することがあるそうです。
原因としては、現在世界で流通している小麦というのは、
食糧難を救うべく品種改良された、病害虫に強く
古代種に比べ、グルテンがなんと40倍（！）も
含まれた小麦なんだとか。
ところが、人間の腸は、その新種の小麦を消化吸収できず、
小麦の膜が腸壁にこびりついて、栄養素の吸収を
妨げたり、毒素が脳にまで回ると、神経症的な
症状を呈することもあるとか。
前述したように、科学的には実証されていないそうなの
ですが、臨床的にはかなりの効果があがっているのだそうです。
にわかには信じがたいのですが、私自身、驚くほどの
変化を感じました。
以来、パンや麺類やお菓子など、小麦粉を使ったものは
なるべく控えるようにしています。
米食のほうが、胃もたれもせず、明らかに調子が良いのを感じます。
元来、日本人ですから、先祖代々口にしてきた、
米や魚や根菜類などの方が、体になじむのかもしれません。
現在は、小麦粉を全て控えるのではなく、
あまり食べすぎないように、調整しているという感じです。
私はもともと麺好きで、1日3食麺類ということもあった
のですが、現在は、小麦粉の麺は、多くても1日1食にとどめています。
パンは、もともとほとんど食べないのですが、こちらも引き続き控えています。
人によっては、小麦粉断ちでニキビが治ったとか、
カフェイン断ちでニキビが出なくなった、
また、貧血を改善したらニキビが治まったり、
ホルモンバランスを調整する漢方薬（温経湯や当帰芍薬散など）で
ニキビが改善したという話もあるようですので、
一通り試してみましたが、私の場合は、
・揚げてから時間が経って酸化した食べ物（揚げ物・スナック菓子・インスタントラーメンなど）
を、控えてみたところ、2週間も経つ頃には、肌状態が
目に見えてよくなったので、禁酒、洗顔料断ちと合わせて
3か月ほど続けたところ、以前は生理周期で悪化していた
ニキビが、驚くほど改善しました。
洗顔料は、直接関係があったのか、分かりませんが、
無添加の低刺激性をうたった洗顔料を使用していたものの、
毎日ではなくても、たまに使用すると、ニキビが悪化して
膿んでしまうことが多々あったので、控えてみました。
現在も、洗顔料での洗顔は控えています。
（コロナ禍でのマスク生活なので、ファンデーションも
塗らず、メイクは眉のみにしています）
私は、もともと、インスタントラーメンや、ポテトチップス、
ファーストフードのポテトなどが大好きで、
毎日ではありませんが、休みのたびに食べていましたから、
これがよくなかったのかもしれません。
ふと思い立って、やめてみた、インスタント麺とポテトチップス
でしたが、思いのほか効果があったので、
はて、この2つの食べ物に共通するものはなんだろう？と
考えたところ、酸化した揚げ物ということだったのです。
インスタントラーメンや、カップ麺は、表示を見ると、
「味付け油揚げ麺」となっていますよね（ノンフライ麺も
ありますが）。
こちらも調べてみると、油で揚げてから、時間が経って
酸化した食品というのは、かなり危険なレベルで、人体に
害があるらしいのです。
また、トランス脂肪酸が危険という話も聞きましたので、
マーガリンやショートニングを使った食品も避けています。
（若いころは、インスタント麺に加え、菓子パンも
しょっちゅう食べていましたから、身体的に飽和状態に
なっていたのかもしれません）
そして、肌というのは、排泄器官でもあるそうで、
肝臓で分解されなかった、食品添加物等の有害物質が、
肌を通して外に排出されようとしたときに、毛穴に
詰まったりすると、ニキビになってしまうことがあるそうです。
こういったメカニズムで、ニキビができていたのだとしたら、
相当身体に悪い食品を摂取して、臓器に負担がかかっているということ。
恐ろしさに目が覚めました。
これまで、「人の体は食べるものでつくられる」などと
聞いても、今一つ実感がありませんでしたが、
現在では、極力、小麦や揚げ物、添加物を多く含む
食品を避けるようになりました。
胃もたれもせず、頭もぼうっとせず、
意味もなく死にたくなるようなこともなくなりました。
（かといって、急に性格が明るくなったりするわけでは
ありませんが・・・）
定期的に襲われていた、原因不明の不安の発作も、
今ではほとんど起きません。
ちなみに、化粧品や洗顔に関しては、
長引くマスク生活で、おでこと鼻だけファンデーションや
下地を塗り、眉だけ書いているのですが、
おでこと鼻だけは、メイク落としを使い、
他の部分は、入浴時に、お湯ですすぐだけにしています。
湯上りには、敏感肌用・ワセリン配合の、化粧水を
つけるだけにしています。
大人ニキビは乾燥が原因なことが多いので、
保湿力のある乳液を使った方が良いと聞き、以前は使っていたの
ですが、ニキビが悪化したこともあるので、
現在は様子を見て、化粧水だけにしています。
それでも、食生活の改善が良かったのか、ニキビは出なくなりました。
現在はまだ、購入した漢方薬（当帰芍薬散）が残っているので、
なくなるまでは服用しようと思いますが、
飲みきったら、終わりにしようと思っています。
もし、漢方薬をやめて、ニキビが再発するようであれば、
再び飲み始めるかもしれませんが。
ただ、漢方薬も、服用し始めて1～2か月で効果が出なければ、
やめた方が良いという話もききます。
私の場合は、当帰芍薬散を3か月以上、1日3回欠かさずに
服用しても、特に目立った効果は見られませんでしたから、
あまり効果がなかったのではないかと思っています。
現在44歳ですから、女性ホルモンの乱れが原因の肌荒れかとも
思いましたが、生理はかなり規則正しくありますし、
PMSや生理痛もありません。
これはもとからの体質ですが、閉経する前にと思い、
つけるようにした基礎体温も、グラフにするとガタガタでは
あり、ホルモンバランスが整っているのかわかりませんが、
体感的には問題がないので、こちらも異常はない気がします。
常飲する飲み物については、私はもともと貧血気味なのですが、
はと麦茶には各種ミネラルはじめ、鉄分も含まれている
そうですので、こちらはこのまま飲み続けようと思っています。
漢方薬については、空腹時か食前1時間に飲むことになって
いますが、服用の間隔は6時間空け、さらに前回の食事から
3時間は空けて、胃の中を空っぽにする必要があるため、
だらだら食べ続ける、ということはなくなりました。
お菓子なども、食事の間に食べるのではなく、食後に
食べるようになりました。
一時期、健康診断で「ヘモグロビンエーワンシー」
という数値が少し高めだったため（※糖尿病の指標）、
糖尿病について調べていたのですが、
こういった食生活は、糖尿病の予防・改善のために開発された
という「GIダイエット」にも通じるものがあり、
糖尿病対策としても良いようです。
私の場合は、炭水化物を控える、甘いものを控える、
夜遅くや寝る前に食べないなどの生活を2か月続けたあとで、
近所の糖尿病外来のある病院を受診しましたが、
ヘモグロビンエーワンシー以外の数値は全く正常なので、
おそらく貧血が原因だろうと言われ、現在は様子見になっています。
（ヘモグロビンエーワンシーというのは、血中のヘモグロビンが
糖と結びついている度合いを数値化したもので、糖尿病の指標の一つですが、
貧血の人の場合、新しいヘモグロビンが生産されにくいため、
ひとつひとつのヘモグロビンの寿命が長くなる傾向があり、
その結果、たくさんの糖と結合してしまうことがあるそうです）
コーヒーやお茶に含まれる、カフェインについては、
「コーヒーはビタミンを破壊する」などという話も聞きますが、
これは根拠のない話で、実際には、コーヒーやお茶に含まれる
渋み成分「タンニン」が、鉄分の吸収を阻害する働きがある
らしい、というのが本当のところらしいです。
（こちらも、明確な根拠があるとは言い切れないようですが）
ただ、あまり飲みすぎるのもどうかと思いますので、
コーヒーは一日2杯くらいは飲みますが、かなり薄めの
アメリカンにしています。カフェイン断ちをした際、
普段は頭痛持ちではないのに、頭が痛くなったり、熱っぽく
なったり、吐き気がしたり、大変な目に遭いました。
人によっては、いきなりカフェインをやめると、
3週間くらい頭痛がすることもあるそうですが、
私の場合は、もともと頭痛持ちではなかったのが幸い
したのか、頭痛は最初の1日で済み、さらに2日もしたら
普通の体調に戻りました。
しかし、お酒やタバコをやめても、こんな激烈な
症状は出なかったので、恐ろしくなったのも事実です。
これほど依存性のあるものは、やはり摂りすぎないほうが
良いのかもしれません。
さて、私の場合、ニキビ改善に本腰を入れようと思った
2年半前、タバコはすぐにやめましたが、お酒を完全にやめることが
難しかったため、ここまで遠回りをしてしまったという感じです。
元々、私は、タバコやお酒をやめれば、肌荒れは治ると
信じていたのですが、実際には、タバコやお酒は、それほど
影響がなかったのかもしれません。
そもそも私は、タバコはニコチン・タールともに1mgの
ものを1日に3～5本、お酒も、大好きなレモンチューハイの
本搾り（果汁とウォッカだけしか入っていない、甘味料
無添加のお酒。アルコール度数は以前は7パーセント、
現在は6パーセント）の350ml缶を、1日に1本飲むくらいでした
から、ヘビースモーカーだったり、酒量が多かったわけでは
ないのです。
ですから、このくらいの量で、本当にニキビに
影響があるのか疑問でしたが、実際、肌荒れに関係する
ほどの摂取量では、なかったようです。
しかし、ニキビ改善のために遠回りをしたおかげで、
良い生活習慣がだいぶ見につき、食事が心身に与える影響も
身をもって体験することができましたから、
よかったと思っています。
若いころは太っていたので、さんざんダイエットをしましたが、
食べ物を我慢する苦しさに比べれば、
食べられないもの、控えるものが増えたとはいえ、
他の物に置き換えて食べれば良いだけの話で、
食事量自体を制限しているわけではないので、
それほど苦にもなりません。
若いころほどの食欲もないし、食べることに対する
情熱も、それほど強くなくなってきたので、
この年になってやっと、実行できた方法なのかもしれません。
これから年をとっていくにあたっては、
こういった、食習慣の改善は、大事なことだと思っています。
そして何よりも、原因不明だった
ニキビが改善したことが本当にうれしいです。
ニキビができた時の気分の落ち込みは、もう体験したく
ありません。
ニキビに悩んでいる人は、一つ一つ、原因と思われる
ことをやめてみて、試してみる必要があるとは思いますが、
まずは、最も体に悪いと言われている、酸化した揚げ物や
トランス脂肪酸を含む食品をやめてみると、
思わぬ効果があるかもしれません。