18日から始めた冷凍網作業も今日で終わりました。
冷凍網とは、二期作目の海苔網のことです。

 

 

 

有明海の海苔養殖は二期作です。
でも、種付けは年に1度だけです。
つまり、種付けは二期作分行うんです。
最初の一期作目は秋芽網と呼ばれ、そのまま海に残した海苔網で収穫を行いますが、二期作目は秋芽網の初収穫を行う前に陸揚げし、乾燥してから冷凍保存し海苔を冬眠状態にした網で行います。
海苔は乾燥に強いだけでなく、冷凍しても死なないんです。
適切に解凍すれば、海苔はまた成長します。

 

 

 

夜明け前に海に出て、海から二期作目の網を持ち帰ってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰港したら、専用の脱水機で海苔網を脱水します。

 

 

 

 

 

 

そして、脱水した網を事前に設置していた干し台に干します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8時~9時には干し終り、あとは乾くのを待ちます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下から見るとこんな感じ。

 

 

 

 

 

 

適度に乾いたら、網を手繰って取り込みます。
取り込んだ網は袋に入れて冷凍庫へ持って行きます。

 

 

 

そして、そのまま海で成長している秋芽網は、あと3、4日すれば初収穫を迎えます。