浜離宮朝日ホール にてアレクサンドル・コブリン ピアノリサイタル2006を聴いてきましたっっっ!!!


約6割の入り・・・・・

何故??コブリンなのに・・・・??超満員だと思ってましたが。

男女比は4:6くらいで、意外と男性が多い印象です。



ピアノコンチェルトでなくソロリサイタルならこのくらいの規模のホールが丁度いいなぁと思いました♪


寒さの中の暖かさ・・・・・・孤独の中の愛・・・・・・


正確で緻密で、派手さはないけど芯の強さを感じさせるコブリンさんのとても素敵な演奏会でした☆


【出演】
 アレクサンダー・コブリン(ピアノ)
【曲目】
 ●ハイドン:ソナタ ヘ長調 Hob.XVI/23
 ●モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.475
 ●ベートーヴェン:ピアノソナタ第31番 変イ長調 op.110
 ●シューマン:クライスレリアーナ



ハイドンは、あまり馴染みのない曲でしたが、しっかりとしたテクニックに裏打ちされた正確な演奏でした♪

本当にこのリサイタルの中でミスタッチ(といっても音がかすれた)は私が聴いた限り1回くらいしか記憶にないです。

リサイタルの導入部にピッタリとした曲で、もっとハイドンを聴いてみたいと思いました♪



モーツァルトも素晴らしかったです。

ハイドンもそうですが、あまりペダルを使わないのに本当に深みのある音色でした。

それにしても、何故?K475なのでしょうか??結構マイナーですよね・・・・。

コブリンにはもっとモーツァルトを弾いてもらいたいと思いました。

アジア系ピアニストだとどうしてもくどくなってしまうけど心地よい演奏でした。でも個性的。



ベートーベン ・・・・・・

不覚にも睡魔が襲ってきて・・・・・気づいたら最後のほうでした(>_<)

素晴らしい演奏だった気がします(夢の中でも)

それにしてもコブリンはまだ25歳!!あと20年弾いても45歳!!

もう円熟の域に達しているような気がします♪


コブリン
第5回浜松国際ピアノコンクール2003

シューマンは本当に本当に素晴らしかったです!!!

ロマン派のシューマンなので勢いで弾いてしまいがちなような気もしますけど、本当に一つ一つの音を丹念に演奏してました!!

フォルテシモは華やかで、ピアニシモは繊細☆

私の大好きなクライスレリアーナをこんなに素晴らしく弾いて頂いて本当に感動しました!!!


1階3列6番の席だったので、大きな拍手&手を振りましたので・・・・・・コブリン様から熱い視線を何度も頂きました(>_<)



●アンコール●

ハイドン:メヌエット

モーツァルト:K400アレグロ

ラフマニノフ:プレリュードop39-1

ショパン:エチュードop10-5,10-4



黒鍵のエチュードも素晴らしかったけど、ラフマニノフが素晴らしい!!!

やっぱりロシア人のラフマニノフだな~~


コブリンのラフマニノフもっともっと聴きたいです(>_<)

コブリン(アレクサンダー), ラフマニノフ
第12回ヴァン・クライバーン・コンクール・ライヴ



1

 アレクサンダー・コブリンはロシア・モスクワで1980年

に生まれた。

5歳よりピアノをはじめ、グネーシン音楽院で名教師タチ

アナ・ゼリクマンに師事、その後モスクワ音楽院でレフ・

ナウモフに師事。8歳でモスクワ室内管弦楽団と共演し

てデビュー。12歳でモスクワのプーシキン美術館で初リ

サイタルを開催。

 13歳でパリ・若い音楽家のための国際コンクールで

「モーツァルト1993年」賞(1993)、14歳でオスロの「イン

ターナショナル・ステージ・オブ・タレンツ」で第1位(1994)、

またモスクワの伝統あるノイハウス音楽祭で受賞(1998

年)など才能を発揮する。

 これまでに、グラスゴー国際ピアノコンクール優勝(1998
年)、ブゾーニ国際コンクール優勝(1999年)、ショパン国際
ピアノコンクール第3位(2000年)、浜松国際ピアノコンクー
ル最高位(2003年11月)、ヴァン・クライバーン国際ピアノ
コンクール優勝(2005年)に輝く。