2022年の国慶節以来台湾での京都橘フィーバーが伝えられているが、心の何処かで一部ファンの話が大げさに伝わっているだけではないか?との疑念が消えなかった。私自身台湾に関する知識は全く無くて精々半導体大国くらいのイメージしか持っていない。

 

最近偶然にあるブログに出会った。初めは台湾の方かと思っていたが台湾大好きの日本人の方だった。台湾に住んでいたこともあり台湾の魅力を伝えるブログだが、京都橘の台湾遠征についても書かれている。基本的に日記形式なので遠征の最初から最後までを台湾人の目線で追体験できるような気がする。

 

優しさに満ちて読みやすい文章、何やら橘ファン必読のA氏のブログに似ている。この方も昔吹奏楽の経験者だった。

http://taiwanmanyi.seesaa.net/category/27261994-2.html

 

この中で林氏がオレンジ旋風の底流にあるものを解説している。

 

日の丸の旗を見て大歓声が上がった、とか子供や孫たちが立派になって帰ってきたとかの言葉を聞くと単に表層ではない深いつながりがあったことに気づかされる。

 

その他の記事も読み進めると

・古くからの伝説に台湾から日本へ渡っていった人達がいる

・伝統の歌や踊りが日本のものに似ている

・姫神というバンドが縄文語で歌った言葉の感じが台湾原住民の言葉に似ている

 

 

そんな気もするが私の耳では断言できない、第一縄文語というのが何処から来ているのかも分からないけれど

詳しくは以下を

http://taiwanmanyi.seesaa.net/search?keyword=%E5%A7%AB%E7%A5%9E

 

・阿波踊りが人気(この方、大の阿波踊り好きのようで、私と体質的に似ている気がする)

 

 

 

・演歌が自然に受け入れられている

 

 

等々知らなかった台湾が少しだけ身近に感じてくる。

 

双+節についても準備は相当前から進められていて(実際コロナの影響で1年遅れた)マーチンコンテスト演目の中のThe Singの中の++にも触れている。感心したのは(本当かどうかわからないが)愛の賛歌に入るときの形は台湾バナナだという説、言われれば確かにそう見えないこともない・・

 

 

2年続けて交流を持った北一女は台湾でも有名な進学校でこの点は橘とは違うらしい。しかし去年創立120年の記念式典に出たが、考えてみればこの時は120期なのでほぼ同時期の設立になるのだ。お互いに特徴のあるマーチングバンドなので今後も交流が続くと良い。

 

今では台湾は親日国の代表だが、戦後国民党が政権を持っていた時は反日教育が行われていたらしい。確かに大東亜戦争の時は日本は国民党と戦っていたのだ。民主化により民進党が政権を取るようになって変化して、1999年の台湾地震、2011年の東日本大震災の相互協力により親密さが増したという。反日教育を受けながらも反日人間が生まれなかった(多少はいても)のは同じ条件の韓国と比較してとても有り難いことで、やはり共通する「何か」があるのかもしれない。

 

少し長い目で見ると欧米の帝国主義により搾取された時代が終わりかけ、今は宗主国から離れる動きになっている。日本は韓国、台湾を併合して日本にしたが、搾取ではなくインフラや教育を行い欧米とは違うと胸を張っていたが、最近お隣の中国も全く同じではないか?(チベット、ウィグル、モンゴル自治区、満州皆中国になっている)と少々戸惑っていたが

今回台湾の事を少しだけ知ることにより

”台湾の人たちは日本を嫌っていない、それどころか好きと言ってくれている”

ウィグルの人で中国を好きな人はいないだろう!!

 

世界の中の日本を見るとき台湾の存在は貴重なことだし、今後の日台間の友情を深めていく為に「京都橘高校吹奏楽部」の存在は想像以上に大きいのかもしれない。

 

台湾の事を知らずに簡単に「日台友情」を言うな!!と言われそうである。