学校の体育祭からサッカーのワールドカップまでスポーツに応援は欠かせない。学校でのその主役は吹奏楽部とチアリーディング部。コロナ時の無観客試合のつまらなさを思い出してほしい、どんな好プレイが出ても盛り上がらない。

 

その昔入学した高校がその前年野球部が甲子園に出場していてこの年も有力と言われていた。初戦の相手は2年前に開校したばかりの高校なので楽勝と信じていた。その高校に入学した中学の時の友人は校長に「校歌が無いのに甲子園に行った時はどうするんですか?」と質問したそうな。

その高校の音楽の先生がせめて少しだけ応援してくれないか、という事で曲を持ってきた「行進曲 武商」、今の武生商工。

 

信じがたいことにその1回戦で敗退してしまった。負けた相手に「行進曲 武商」を演奏して帰ってきた。

 

不思議というか当然というか野球部の強豪校には素晴らしい吹奏楽部がいる。最近ではその応援風景まで話題になっている。大阪桐蔭の吹奏楽部は野球の応援の為に作られたそうだし、箕面自由学園のチア部や吹奏楽部もそうらしい、因みに両方ともにゴールデンベアーズの名前を付けている。

応援団のコンクールをするなら最有力はここと思う。日本一のチアリーディングを持っているのだから。

次々に繰り出される空中ショーに思わず「おーーーー」と声が出てしまう。

 

 

京都橘には野球部は無いが京都大会で他校の応援演奏には出ているらしい。なんでも”SING×3”がかかると相手チームにエラーが屡々出るので「魔曲」と呼ばれているそうな。

 

正式な応援はサッカーと女子バレー、共に全国大会へ度々出場し年末年始はその応援に京都東京を往復する。オリンピック女子バレーの和田由紀子は橘出身みたいだ。

 

今年も両部の応援に出かけたが早めに敗退したようだ。

 

これが応援?

まるで演奏会かと思えるが、多分フルメンバー(一部の部員はタブレットを片手に見ながら演奏している)で今年の演目が次々に流れてくる。観客席の人たちも目はボール追っても耳の方が気になっていたのでは?

カニちゃんは相変わらずノリノリ、どうも左利きみたいだ。部員も普通の高校生に戻り、演奏も細かいことは気にせずにブンチャカブンチャカ、それ行けドンドン、相手校の必死の応援歌も直ぐに制圧。「we are」ではサッカー部の大声の歌に合わせて大盛り上がり。

サッカーなので攻守が直ぐに入れ替わる、どの場面で演奏しているか分からないが、試合時間の半分くらいは演奏していたんじゃないか?

新しい応援の形

 

「勝負に勝っても試合に負けた」ではなく

「試合に負けても応援で勝った」!!!

 

部活はこうでなくっちゃ

 

コメント欄を覗くのも楽しい。

「再生回数5万回ってすごい」

皆さん楽しんでいる様子

 

改めて見てみたら「10万回」になっていた。